ミニトマトの茎の白いブツブツの画像

【画像付き】ミニトマトの茎から白いブツブツが出てきた時の原因と対処法

みらどり
大切に育てているミニトマトの茎に、ある日突然気持ち悪い「白いブツブツ」が出たら驚きますよね。
ちきちき
そうなの、そうなのっ!スクスク成長していたのに、急にプツプツ茎に虫みたいなのが出てきて・・・。すぐに病害虫を疑いました。
みらどり
結論から言うと、白いブツブツは「気根」といって茎から根を出す現象です。土の中の「根」が痛んでいるのが原因なのですが、その対処法も併せてご紹介致します。

養水分を根で吸えないから茎から気根を出すミニトマトの生理現象

トマトの原産国は、南米ペルー「アンデス山脈の高原地帯」と言われており、この地域は砂漠に似た砂漠に似た乾燥地帯です。

岩肌で養水分が少ない為、元々主枝は地を這うように成長し、上に向いて伸びた脇芽に実を付けるのが本来の姿だったそう。

つまり、茎から根を出す事自体は病気でも害虫でもなく、トマトの生理現象と言えます。

しかし、根からしっかり養水分を吸収出来るはずのプランター栽培で「気根」が発生するのは、何らかの理由で根から養水分が吸収出来なくなった事を表しています。

ミニトマトの茎の毛の画像
ちなみにコレは気根ではなくヒゲ(トライコーム)

ちなみに上の画像は気根ではなく、ミニトマトの茎に生えるうぶ毛のようなトライコームと言います。

水分の蒸散防止や、紫外線防止、害虫が歩きにくい等の効果があると言われています。

どちらかと言うと、健全に成長しているミニトマトに多く見受けられる為「気根」異なり「元気の証」と考えられます。

ミニトマトの茎の白いブツブツ(気根)考えられる主な原因とは

  • 用土の過乾燥による水不足
  • 用土の過湿が原因の根腐れによる水不足
  • 地上部の成長に比べて、根の環境(用土)が狭すぎる場合
  • 土壌菌(ウィルス・細菌)が原因の病気

主な原因としては、上記4つが考えれます。

中でも、プランター用土の過乾燥による水不足や、過湿による酸欠が原因の根腐れが一番の要因だと思います。

また、プランターでも露地栽培でも地上部の株の大きさに比べて、地下で根を張り養水分を十分に吸収できる「有効用土」が少ない事も原因の1つとなります。

ミニトマトが環境の悪い現状の土地(根回り)から、少しでも条件の良い新天地を求めて主枝を伸ばし、根付く為に「気根」を発生させるのです。

土壌菌(細菌やウィルス)などによる病気が原因で養水分の吸収が出来なくなる事も考えられますが、この場合「葉」や「茎」などにも何らかの症状が現れます。

一見元気に成長しているのに、茎に気根だけが発生した場合は病害虫より、「根」が傷んでいる事が原因である事の方が多いです。

肥料不足を疑うのは要注意

実を落とすミニトマト画像

中には、肥料不足により気根の発生を招く・・・と記載がありますが、株全体の成長具合に問題が無ければ、養分不足による気根の発生は考え難いと思います。

急激な養分不足の場合、最初に現れる症状として生長点付近が極端に貧弱になったり、実を落として養分バランスを保ったりしますので、いきなり「気根」の発生とはなりません。

むしろ「養水分の不足」とあるので肥料不足を疑って追肥すると、根が傷んでいる場合さらに浸透圧の関係で、根が水を吸い難くなり株が弱る事も考えられます。

植物にとっての緊急事態は、養分不足より水分不足であるため、ある意味「気根」の発生はミニトマトにとっての「SOS」だと言えます。

気根の発生自体は、病害虫より緊急性はないかもしれませんが、放っておくとジワジワと株が弱り、やがて病害虫に狙われますので注意が必要です。

気根が発生した場合の対処法

ミニトマトの茎の気根画像

少しくらいの気根なら気にしなくても大丈夫・・・と記載のあるブログが多いのですが、「みらどり」は気根をミニトマトの「SOS」だと考えています。

同じような栽培条件でミニトマトを育てていても、気根の発生する株と、根元から生長点まで一切気根の跡が無い株があります。

ミニトマトの品種や、根回りの土壌環境が異なる為違いが生まれるとも考えますが、いずれにしても株が弱り始めている兆候である事に変わりありません。

せっかく手間と愛情を掛けて育ててきたのですから、ミニトマトのSOSである気根が発生したら、なんらかの対応をしてあげて下さい。

病害虫が原因であったり、成長過程によっては手遅れ・・・という事もありますが、まだ間に合うかもしれません!

用土の過乾燥による水不足の対処法

もともと乾燥地帯が原産のトマトは乾燥に強く、逆に乾燥気味に育てた方が美味しいミニトマトが収穫できるので、あえて水やりを控えめに育てる事もある位です。

しかし、どんなに乾燥に強くても、気温が30度以上の日本の夏は、毎日水やりしても用土が水を弾くくらいに極度に乾燥してしまう事があります。

露地栽培の場合は、地下水の影響で普通に育てていれば乾燥による水不足は考えなくても良いと思います。

しかし、プランター栽培の場合はそもそも用土量が少ないので、20L程度の大きさでは朝夕の水やりが必要になってきます(40L1株で適量)。

使用している培養土の種類にもよりますが、用土が極度に乾燥しすぎてしまうと、どれだけ水やりをしても水を弾くようになり、土が水分を保水しなくなります。

鉢底から水が出るまで水やりをする・・・がプランター栽培の水やりの鉄則ですが、過乾燥したプランター用土は「水みち」が出来てしまい、どんなに水やりをしても土を保水する事無く一直線に鉢底から水が抜けてしまいます。

十分に水やりをした後に、プランターの土の表面を10cmくらいスコップで掘り返してみて、土の表面3cmくらいしか湿っていなければ過乾燥を疑いましょう。

1度こうなってしまうと、通常の水やりでは全く用土は水を含みません。1日中降り続ける雨を待つか、プランター事水にドブ漬けする他ありません。

一回り大きくて深めの受け皿(バケツ)に水を張り、鉢底石より上の用土に水が浸かるようにして(腰水)半日程度プランター用土を保水しましょう。

プランター容器ごと半日位水にドブ漬け(腰水)して無理やり土に水分を含ませる。

用土の過湿が原因の根腐れによる水不足の対処法

過乾燥と同時に多いのが、過湿による根腐れです。雨が降り続けても酸欠にはなりませんが、用土の通気・排水性が悪いとその後の過湿による根腐れが起こりやすくなります。

「葉」は二酸化炭素を吸収して、酸素を作っていますが、「根」はそれ自体が酸素を吸って二酸化端をを排出する呼吸をしています。

その為、根回りの通気性が悪いと根の成長は阻害され、最悪根腐れして枯死していまいます。

排水性の悪い用土の場合、根の周りは停滞水となり、水中の酸素量は微量のため、根に当たっている部分の酸素を使い切り酸欠に至ります。

雨が降り続いている限りは、流動水が根に当たるため根腐れは起こりません。

根が完全に水中にある「水耕栽培」が根腐れしないのは、曝気(ばっき:水中に空気を送りこむ)やエアポンプによる酸素供給と、水流により常に新鮮な養水分と酸素を根ね当て続けている事が理由です。

露地栽培やプランター栽培で起こる「用土の過湿」は、水やり頻度や栽培技術による所も大きいですが、根本的な用土特性が主な原因です。

露地栽培の場合は「団粒構造」や有機質の有無、大がかりな土壌改良をして用土の通気性・排水性を改善しなければなりません。

手軽なプランター栽培では、用土の種類とプランターシステムそのものの見直しで簡単に改善できる事もあります。来年の為の参考記事↓

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プランター栽培のミニトマト画像

ミニトマトがまだ植え替え可能な大きさなら、一回り大きなプランターに通気性・排水性の良い培養土を入れ、古い土をあるていど落として植え替えてしまうのも1つの手です。

すでにある程度ミニトマトの株が大きくなっているなら、用土を交換したり植え替えたりするのは難しいと思います。

露地栽培ならとりあえず雨除けをして、ミニトマトの株元から10cm位の所を支柱などでブスブス突き刺して穴をあけ、一時的に通気性を確保する程度しかできないでしょう(芝生のエアレーションの要領)。

プランター栽培の場合も、雨の当たらない場所に移動し水やりを控え、株の周りに穴を開けて通気性を改善する応急処置をする必要があります。

根本的な用土の通気性・排水性の改善は、ミニトマトを定植する前に行うべき事なので、緊急処置的な対処法しか施す事が出来ません。

どちらにしても、過湿による根腐れは、乾燥による水不足よりダメージは大きく、一時的に通気性・排水性を改善した後は、新しく根が発根するのを待つしか方法がありません。

雨除けや水やりを控え、用土に穴を開けて一時的に通気性・排水性を確保して、新根の発根を待つ。

地上部の成長に比べて、根の環境(用土)が狭すぎる場合の対処法

本来地上部の株の成長具合は、土壌の有効用土量に応じた根回りの養水分に比例して決まります。

自然界では根回りの環境が悪い株は、小さく成長し、小さく実を付けます。逆に、根回りの環境が良い株は、大きく成長し、沢山実を付ける事が出来ます。

しかし、露地栽培でもプランター栽培でも、有効用土量が少ない割に生育初期の肥料が良く効いている為に地上部の成長と、地下の根回りの成長がアンバランスな場合があります。

あまりにも地上部の栄養成長が強すぎると、用土量の少ない根ではそれを維持する養水分が足りず、新天地を求めて根が茎から発根します。

本来地を這って成長していくトマト本来の生理現象と言えます。

そうならない為には、露地栽培ならばあらかじめ広く、深く耕して1株あたりの有効用土量を増やせば良く、プランター栽培なら最低でも1株40Lの用土に定植する事が有効な対策となります。

対処法として、露地栽培では株の周りの土が栽培に適さない土壌であると予測できるので、株まわりの土に堆肥を混ぜて有効用土量を増やす方法があります。

また、プランター栽培の場合は一回り大きなプランターにごっそり植え替える事で簡単に改善可能です。

おそらく、行き場を失った根がプランターの周りをグルグルと回って根詰まりしているでしょうから、少し根を切って整理してから植え替えをします。

露地栽培なら株の周りに堆肥を混ぜて土壌改良。
プランター栽培なら、1株40Lを目安に植え替える。

土壌菌(ウィルス・細菌)が原因の対処法

・・・これは難しいと思います。農薬を駆使すればなんとか持ち直す方法もあるかもしれませんが「みらどり」は諦めます!

10年以上趣味でプランター栽培をしていますが、病気に侵された株が回復した事は一度もありません。

プロの農家さんは生活が懸かっていますので、なんとか対処法を摸索するのでしょうが、趣味の家庭菜園の「みらどり」は病気に侵された株はすぐ土に帰します。

根本的に、病害虫にヤラレ難いミニトマトの栽培方法を趣味で研究してきて、ようやく完成に近づいてきました。

前述の独自のプランターシステムで、昨年は病気で処分したミニトマトは一株もありませんでした。

美味しさ3倍、糖度2倍のプレミアムミニトマトを4株育て、1株あたり約50個ほど収穫する事が出来ました。参考記事はこちら↓

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プランター栽培のミニトマト

自然界では弱った個体が真っ先に狙われます。動物でも、植物でもそれは同じことです。

健康な植物の持つ、自然免疫応答は病原菌から「」を隠す事で身を守っているそうです。

なんらかの理由で、植物が弱ると途端に病害虫に狙われやすくなります。農薬で病気を「叩く」のではなく、そもそも病気に掛かりにくい健康なミニトマトを育てた方が良いと思いませんか?。

漢方用語に「未病(みびょう)」という言葉があります。患者の体質を考慮して、掛かりやすい病気を未然に予想して防ぐ予想医学だそうです。

ミニトマトの原産国の気象状況や、本来の植生を考慮して掛かりやすい病気を予測し、未然に防ぐ事の方が大切だと考えます。

病気に掛かったら対処は難しいので、諦めて株ごと土に帰します。
病気に掛かりにくい健康なミニトマトの栽培方法に切り替える。

ミニトマトの茎から白いブツブツが出てきた時の原因と対処法【まとめ】

ミニトマトの茎の白いブツブツ気根画像
みらどり
いかがでしたか?趣味のプランター栽培的な、ミニトマトの茎に白いブツブツが出来た時の原因と対処法のご紹介でした。
ちきちき
原因は良く分かったけど「諦める!」で締めくくってる所もあるけど、大丈夫か?!
みらどり
趣味の家庭菜園だから、難しい問題は素直に諦めた方が良い事もありますぅー!
次にチャレンジする時に、「みらどり」独自の2階建てプランターシステムで育てれば、そもそも病気になり難く「気根」も発生しないので万事解決です!
 
ちきちき
うわうわっウワーー、開き直って「ドヤ顔」してるしっ!まぁ、いつもの事だから仕方ないか・・・。

気根が発現したから、直ちに株が枯れる事は通常はあまり起こりません。しかし、確実に根回りの状況が悪くなっている証拠ですので、なんらかの対処が必要になります。

病気の場合は手遅れ・・・で諦める他ありませんが(お役に立てずに申し訳ございません)、過湿や乾燥、有効用土量不足は一時的でも対処方があります。

何もやらないよりは、やられば確実にミニトマトが弱るのを改善出来ると思いますので、ぜひ試してみて下さい。

ミニトマトの茎に白いブツブツが出来る原因

  • 用土の過乾燥による水不足
  • 用土の過湿が原因の根腐れによる水不足
  • 地上部の成長に比べて、根の環境(用土)が狭すぎる場合
  • 土壌菌(ウィルス・細菌)が原因の病気

それぞれの対処法まとめ

  • プランター容器ごと半日位水にドブ漬け(腰水)して無理やり土に水分を含ませる。
  • 雨除けや水やりを控え、用土に穴を開けて一時的に通気性・排水性を確保して、新根の発根を待つ。
  • 露地栽培なら株の周りに堆肥を混ぜて土壌改良。プランター栽培なら、1株40Lを目安に植え替える。
  • 病気に掛かったら対処は難しいので、諦めて株ごと土に帰します。病気に掛かりにくい健康なミニトマトの栽培方法に切り替える。

みらどりの栽培力が+2上がった!

ミニトマトの茎の白いブツブツの画像
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