美味しいミニトマトはどれだ?ジュリエッタ・つやぷるん・アメーラルビンズ他の糖度比較【まとめ】

市販のミニトマト
みらどり
今回は「みらどり」がプランターで栽培したミニトマトと、市販の高糖度ミニトマトの糖度を計測し、どちらが美味しいミニトマトか検証してみたいと思います!
ちきちき
お、それは面白そうな企画じゃん!
1粒125円もする「ジュリエッタ」に勝てるのか?
みらどし
ふふふっ♪それは読んでからのお楽しみ!
「高糖度」と「美味しさ」は別の話だけど、プランター栽培のミニトマトは、育て方次第でどちらも狙えるんだよ。
 
ちきちき
おっ、またまたお決まりの「どや顔」!
では、はりきってまいりましょう~!

糖度と美味しさは別物です

「みらどり」は子供のころから、大のトマト嫌いでした。大人になってからも、食べれない事はありませんが、仕方なく口に入れると、思わず「顔をしかめてしまう」ほどのトマト嫌いです。

俗にいう「高糖度トマト」を口にして「フルーツみた~~い♡」というTVタレントの食レポのような感想は口に出来ず、無言で顔をゆがめてしまう「筋金入りのトマト嫌い」です(エヘン)!

そんな私でも、プランター栽培で育てたミニトマトは、どういうわけか「美味しく」食べられます。

なぜ食べられもしない嫌いなミニトマトを育てた?!という突っ込みが聞こえてきそうですが、初めてのプランター栽培で「ミニトマト」が最適だと思ったからです。

プランター栽培の王様、家庭菜園人気NO1、沢山の実(50~100個)がなって、長く楽しめ、お得感があったからついつい(笑)

実際自分で育てたミニトマトを食べると・・・市販のミニトマトとはまったく違う味覚!!なぜだろう?と疑問に思い、ついつい買ってしまったのが

【みらどりはこちらの商品で糖度計測しています】●片手での使用や持ち運びに最適です。 ●自動温度補正式なので、室温を気にせずに測定できます。 ●煮詰め中のサンプル・熱い液のサンプルも測定できます。 ●グッドデザイン賞受賞品です。 ●測定範囲(Brix%):0~53 ●分解能(Brix%):0.1 ●測定精度(Brix%):±0.2 ●幅×奥行×高さ(mm):55×31×109 ●容器保護等級:IP65 ●電源:単4乾電池×2本(別売) ●温度補正範囲:10~75℃ ●食品用途:果汁、清涼飲料、炭酸飲料、缶詰シロップ、スープなど。工業用途:水溶性切削油、水系洗浄液、各種水溶性
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当時25000円くらいの高級アイテムを衝動買いしてしまいます!

特別「みらどり」の育てたミニトマトは糖度が高いのかもしれない?というあわい期待で、ニヤニヤしながらアマゾンから荷物が届くのを待っていたのを思い出します。

最初の相手は糖度10以上が謳い文句の「アメーラルビンズ」

アメーラルビンズの糖度
アメーラルビンズ:糖度13.7

さすが当時1粒50円の「アメーラルビンズ」です!キャッチコピーに偽りなし!糖度13.7を叩き出しました。

一般的なトマトの糖度は5前後。ミニトマトは6~8位なので、糖度10以上は市販のミニトマトの中では高糖度と言える数字です。

それを遥かに超えてくるあたり・・・素晴らしい!ブランドミニトマトと証明されました。おめでとうございます!

対するは2018年の「みらどり」産の渾身の1粒「シュガープラム」の糖度を計測!

シュガープラムの糖度
シュガープラム:糖度10.5

あれ?完全に負けてる・・・。食べた時の甘さは、圧倒的に「みらどり」産のシュガープラムの方が甘く感じたのですが。

数字は嘘をつきません。でも、何度食べ比べても「シュガープラム」の方が「アメーラルビンズ」より甘く感じるのです。

アメーラルビンズの姉妹ブランド「ルビンズゴールド」の糖度計測

ルビンズゴールド画像

たまたまスーパーによったら、アメーラルビンズの姉妹ブランド「ルビンズゴールド」が売っていたので、こちらも衝動買い・・・。

黄色いミニトマトなので、赤い「アメーラルビンズ」より酸味が少なく甘く感じると思い実食。

「アメーラルビンズよりは食べやすいけど、美味しさで言えばプランター栽培の「ハニーイエロー」の方が断然上かな・・・」

ルビンズゴールド糖度計測
ルビンズゴールド:糖度12

いざ糖度計測をしてみると、さすがは出荷基準糖度10以上のアメーラブランド。こちらも軽々と10を超えて糖度12を実測!

汁を絞っても、なかなか出てこないほど水分量を少なく実を小さく育てられているので、味は濃厚。

しかし、トマト特有の酸味やコクも強いため、トマト嫌いの「みらどり」には極上とは言えません。

トマトが好きな方にとっては、一度は食べて見て欲しい「糖度12度の最高級のミニトマト」だと思います。

ハニーイエロー糖度
ハニーイエロー:糖度9.9

同じイエロー系のミニトマトでも、「みらどり」がプランターで育てた「みらどり産ハニーイエロー」は糖度9.9でした。

大きさも、「ルビンズゴールド」の倍以上あり、水分量は後述のジュリエッタ並みにあります。

しかし、食べてみるとやはり「ハニーイエロー」の方が美味しく感じます。完熟ゆえの酸味が抜けたトマト好きには物足りない味のせいだと思います。

糖度が低くても「美味しい」ミニトマトの理由

単純に「糖度・濃度」対決には負けましたが、あくまでも糖度・濃度計なんです。糖分が多い、少ないではなく、濃度が濃い、薄い、なんですね。

つまり、口に入れた時に、なんとも言えない酸味や青臭さがあったとしても、糖度・濃度計では13.7。

これぞトマト!という青臭さがほとんど無く、果物のようなほどよい甘さを感じる美味しいミニトマトでも、糖度・濃度計では10.5という事です。

あらためて糖度・濃度計の数値を見ながら、2つのミニトマトを口に入れますが、筋金入りのトマト嫌いの「みらどり」は「アメーラルビンズ」を美味しいとは感じられません(スミマセン)。

一方、自分で育てた「シュガープラム」は、やっぱり「美味しい」と感じます。

流通野菜の限界と、プランター栽培の可能性

市販のミニトマト

糖度以上に美味しさに関係する指標は、流通野菜と家庭菜園(プランター栽培)の違いだという事に気が付きました。

市販の商業野菜は、収獲してから消費者の口に入るまでの時間的な隔たりが存在します。

その為、一番美味しい「完熟」で出荷してしまうと、店頭でグズグズになってしまうので、どうしても実がしっかりしている段階で収穫、流通を経て店頭に並びます。

当然時間がたてば、色は赤くなりますが、青臭さの抜けた赤さではないという事です(TVで、イチゴについて同様の見解を見ました)。

一方、プランター栽培の場合、完熟するまで樹上で待って、収量も気にせず長く枝につけておきます(商売として考えると、生り疲れを防ぐ為、早めの収穫で収穫量を増やすのがベター)。

また、毎日数分でもプランターのミニトマトの様子を観察できるので「ここだ!」というベストなタイミングで収穫が可能です。

一番糖度の上がる「朝採れ」でその場で食べるような、最高に美味しいタイミングで口に入れる事が出来るのがプランター栽培の魅力です!

糖度対決では数字で負けましたが、美味しさ対決では負けていない!と自負する「アメーラルビンズ」との対決結果となりました。

次の対戦相手は1粒125円!「ジュリエッタ」という名のブランドミニトマト

ミニトマト「ジュリエッタ」

2018年6月19日放送のTBSテレビ『この差って何ですか?』で紹介されたミニトマトの中で、衝撃のワード「1粒125円」で「みらどり」の好奇心が爆発!!

さっそく公式サイトで調べてみると、こちらのジュリエッタの正式な品種名は「プチぷよ」だそうです。

希少価値の高い最高級トマトブランド「ジュリエッタ」を生んだ「みつファーム」さんと、農業IoTパートナーとして提携している「こっそり農遠」さんのHPにある下記文章に惹かれました。
※IoT:Internet of Things

【みつの里、みつファームについて】

「ミニトマトは赤色の状態でないと糖度が蓄積されないので、なるべく着色が進んだ段階で収穫をするのが理想です。現在の流通では、「ジュリエッタ」がお客様へ届くまで数日かかるため、熟す前の状態で収穫し市場へ卸す必要があります。しかし、この収穫方法では、「ジュリエッタ」の本当の美味しさを届けられないと考え、お客様が欲しいときに新鮮でおいしい状態で直接作物を受け取ることができる、IoT農業「こっそり農遠」のパートナーとなり、「ジュリエッタ」を全国の方へ届けすることができるようになりました」

出展:株式会社ファインシードHPより引用

この考え方こそが「みらどり」が家庭菜園を始めるきっかけになった要因であり、プランター栽培にこだわる理由となります。

さっそく「ジュリエッタ」を購入し糖度計測

個人的には、1粒125円にこだわりたかったのですが、お求めやすい無選別の赤箱に決めました。

ミニトマトの粒にばらつきがあった方が、糖度計測には向いていると考え(と自分に言い聞かせ)赤箱を注文!

赤箱でも送料込みのお値段は、1粒100円を超えてきます(24粒入り)!ちなみに、形のそろった良粒を選別した黒箱の送料込みのお値段は、1粒160円します。

もはやミニトマトの価格では無いような気もしますね・・・。

もちろん、工業製品と異なり「生きた農産物」ですので、黒箱といえども糖度を保障する事は出来ないと思います。

前述の「アメーラルビンズ」は、糖度10以上を出荷規定にしているようですが、私の手にしたアメーラさんは、糖度13以上ありました。

ではさっそく超高級ミニトマト「ジュリエッタ」の糖度を計測してみると

ミニトマト「ジュリエッタ」糖度
ジュリエッタ:糖度9.2

1粒100円の超高級ブランドミニトマトの糖度が9.2?糖度はそれほど高くありませんでした。

1粒50円の「アメーラルビンズ」の13.7より低く、「みらどり」の栽培した「シュガープラム」の10.5すら下回っています。

糖度計測後の「ジュリエッタ」を口にほおりこむと・・・


「うん、気持ち酸味が残ってるかな?でも食感はミニトマトとは思えない豊潤な味わい。水分が多く、完熟しているように柔らかく、丁寧に扱わなければすぐ痛んでしまうだろうなぁー。」

という感想でした。

皮が極端に薄いため、スーパーには並ばないだろうなーという繊細な品質のミニトマトで、糖度自慢では無い事が分かりました。

対抗する「みらどり産つやぷるん」の糖度計測

ミニトマト「つやぷるん」糖度
つやぷるん:糖度10

このブランドミニトマトに対抗するのは、「ジュリエッタ」と同品種の「みらどり産のつやぷるん」です。

「よし!糖度も美味しさも、プランター栽培の圧勝!!」

自画自賛ですが、嘘偽りなく「トマト嫌いのみらどり」の味覚が美味しいと感じたのは1粒100円のジュリエッタではなく、「自家栽培のつやぷるん」でした。

皮が薄くて傷つきやすいこの食感が好みの方は、ぜひともプランター栽培で「つやぷるん」という品種を育てる事をオススメします。

1粒160円の超高級ミニトマト「ジュリエッタ」と同品種で、完熟朝採りでそれ以上の糖度・美味しさを得る事が出来ます。

モノの価値(価格)というのは、糖度美味しさだけで決まるのではなく、希少性流通コスト、商品ブランドなどによって決まると改めて実感しました。

最後に対戦したのは吉澤農園さんの「奏」という名のミニトマト

せっかく糖度計を購入したので、その後もスーパーに出かけるたびに色々なミニトマトを食べつつ、糖度を計測してきました。

糖度と美味しさの秘密が何となく分かりかけてきましたが、最後にスーパーで偶然出会ったミニトマトをご紹介致します。

一口食べた時に、自家栽培しているミニトマト同様「美味しい」と感じたのですが、いざ糖度を計測してみると「普通」の数値を示しました。

東京フルーツミニトマト「奏」の糖度計測

たまたま訪れたスーパーで一番高かったミニトマト、吉澤農園さんの東京フルーツミニトマト「奏」の糖度を計測してみた結果がこちらです。

ミニトマト「奏」の糖度計測
奏:糖度7.8

結果は、糖度7.8。一般的なミニトマトの糖度です。スーパーで一番高かったといっても、「奏」は1パック28個入って429円(税込)でしたので、1粒約15円です。

糖度自体は普通のミニトマトでしたが、美味しさは前述の「アメーラルビンズ」や「ジュリエッタ」より美味しいと感じました。

どちらかというと、自家栽培したミニトマトと同様の完熟採りしたような美味しさがあります。

良く見ると、ヘタが全て枯れており、完熟採りに近いのかなー?と思わせる節があります。

品種や栽培方法、収獲タイミングにより糖度や美味しさは異なりますが、ある種のブランドミニトマトは、安価でも美味しいミニトマトがある事を発見しました。

「みらどり産キャンディドロップ」の糖度計測

ミニトマト「キャンディドロップ」

昨年収穫した「みらどり産キャンディドロップ」の完熟朝採りの糖度データで対抗したいと思います。

初収穫は糖度8.4でしたが、その後2週間樹上で追熟させた結果ですのでアンフェアですが・・・。

ミニトマト「キャンディドロップ」糖度
キャンディドロップ:糖度11.4

はい、プランター栽培のみらどり産キャンディドロップの糖度は11.4でした。

いやー、甘くて美味しいミニトマトでビックリしました!

市販のミニトマトと違い、糖度が上がるまで待てるので、完熟して美味しくなってから収穫出来る家庭菜園ならではの数字だと思います。

ちなみに、ミニトマトは房ごと収穫せず、根元の1粒を食べてみて「イマイチ」であれば、そのまま樹上で追熟させると極上の瞬間が訪れます。

この糖度はギネス級?!糖度24.3度のミニトマト

ミニトマト「つやぷるんゴールド」
つやぷるんゴールド

追熟させると糖度は上がると分かったので、どこまで糖度が上がるのが試してみました。

すると2年前に栽培した「つやぷるんゴールド」において、何故か同じ株の特定の実だけがどんどん萎んでいきました。

手前のぷるんぷるんの「つやぷるんゴールド」は糖度9.6でしたが、奥のしわしわの「つやぷるんゴールド」は糖度が21度ありました。

当然、実の水分が抜けていけば糖度は爆上がりします。

水分の抜けたつやぷるんゴールドの糖度計測

ミニトマト「つやぷるんゴールド」糖度21
つやぷるんゴールド:糖度21

まるで干し柿を彷彿とさせるような見た目と糖度。ジュリエッタと同品種のつやぷるんゴールドです。

今回計測したその見た目は商品としての価値はないかもしれませんが、格別に甘いミニトマトである事は確かです!!

もはや、つやもプルプル感も無く、ゴールドなんて崇高な色でもないので、


「くすんだ橙色のしおしおのおばあちゃんのようなミニトマト」

ちなみに、この糖度爆上がりのミニトマトが美味しかったのかって?

「そりゃもう、激甘でミニトマトとは思えないどろどろの食感でした・・・」

腐熟寸前のつやぷるんゴールドの糖度計測

ここからはもう記録への挑戦です。何故か水分の抜けていくミニトマトの実を、完熟しすぎて樹から落ちるま寸前まで待って糖度を計測してみました。

ミニトマト「つやぷるんゴールド」
つやぷるんゴールド熟々

ここまでくると、食べる気もしないほどの腐りかけた見た目ですが、とりあえず糖度を計測してみます。

ミニトマト「つやぷるんゴールド完熟」糖度
つやぷるんゴールド完熟:糖度24.3

腐りかけのつやぷるんゴールドの糖度は24.3度でした。

手前のつやつやの実の重さが14.7gで糖度は9.7。しわしわの実の重さが5.3gで糖度は24.3。

つまり、通常の実に比べ「しわしわつやぷるんゴールド」は糖度が2.5倍になっています。

しかし、水分が抜けた分だけ重さが2.7分の1に減っている事から、単純に糖度を上げるには水分を抑制すればよい事が分かります。

ただし、ここまで追熟するともはや腐りかけ?の為か、糖度は高くてもそのお味は・・・激マズです!

甘いというより、なんだかしょっぱい感じがします。醤油のような、味噌のような・・・発酵しているという事でしょうか?

朝食べて、寝る前までお腹は壊していませんので、腐ってはいなかったようですが・・・発酵食品は体に良いのですが、このミニトマトはどうだったのでしょうか?

超高糖度になった理由は?

とても気になったので、偶然発生した水分が抜ける実の原因を「一般社団法人 日本植物学会 みんなのひろばの植物Q&A」に質問してみました。

Q4166 「樹上のミニトマトの実から水分が抜けるのはどんな時でしょうか?」

と質問をしたところ、とてもご丁寧にご回答いただきました。ありがとうございました!

農研機構食品研究部門(旧・食品総合研究所)で、野菜を中心とした収穫後生理学を研究されている永田雅靖先生からご回答を頂きました。

【永田先生の回答】

 野菜茶業研究所で実験用に25年ほどトマトを毎年栽培してきた経験もふまえ、一般論でお答えします。

 まず、トマトの糖度は、だいたい品種によるところが大きいと思います。ふつうの栽培法で栽培したときの糖度については、育成者(種苗会社)に問い合わせていただくのが、いちばん良いと思います。「つやぷるんゴールド」は、品種名ではなく、商品名のようです。品種名は、「CFプチぷよイエロー」と推定されます。この品種は、表皮が薄い特性のようです。

 一般的に、栽培で糖度を高くするには、根から吸収する水分を制限することになります。潅水量を減らすか、水耕液中の塩濃度を上げるなどの方法があります。これにより、葉の光合成量に比べて、果実の肥大に使われる水分が相対的に少なくなるため、結果的に果実の糖度が上昇します。水分を制限するため、普通栽培に比べて小さい果実になります。

 一方、お問合わせのケースは、まず果実が完成(完熟)した後に、水分が抜けてシワシワになり、内容分の糖度が高くなっているようですので、上記とは異なるメカニズムと考えられます。トマトの樹についた状態で放置されたために、いわば「干しぶどう」のようになったと考えられます。

 この品種は、表皮が薄いので、一般的なミニトマトに比べ、表面から水分が失われやすいことも原因のひとつと考えられます。 糖度の測定法については、問題ないと思います。

 結論としては、トマト果実の成熟後も収穫しなかったために、果実への水分供給が低下し、樹上で水分が徐々に失われて、干しぶどう状になり、糖度が上がったものと思われます。完熟した果実は老化期(後熟期、自己崩壊期)に入る頃で母樹からの水、糖の供給が停止し始めますがその時期は決して一定ではありません。そのため、上手く干しぶどう状になる再現性が低いのだと思います。シワシワになる前に糖度を測れば、もっと低い糖度だったと推察されます。

引用元:「一般社団法人 日本植物学会 みんなのひろばの植物Q&A

トマトの実が完熟した後は、老化期に入り母樹からの水や糖の供給が停止されるので、収穫をしないだけでは延々と糖度は上がらないようです。

今回の例は、単純に実(皮)から抜ける水分量より、母樹からの供給量が少なくなり、やがて停止するため、相対的に糖度が上がっていったようです。

そこまで待つよりも、高糖度品種を選び、水分を抑制して実を小さくする方が「美味しいミニトマト」が多収穫できるようですね。

大変勉強になりました。そのほかにも、「みんなのひろば 植物Q&A」には、面白い記事が満載です!家庭菜園をされている方は、ぜひ一度ご覧いただくことをオススメ致します。

ミニトマトの糖度計測【まとめ】

ミニトマト「奏」の糖度計測
みらどり
市販の高級ミニトマトと、プランター栽培したミニトマトの糖度を計測し、「美味しさ」の関係性を考察してみました。
ちきちき
糖度が高くても美味しくないミニトマトもあれば、美味しく感じても糖度が低いミニトマトもあるんですね!
みらどり
そうなんです!もちろん、品質保証の難しい農作物なので、今回計測したアメーラルビンズ・ルビンズゴールド・ジュリエッタ・奏の糖度は参考程度にお考え下さい。
しかし自家栽培のミニトマトは、少しの工夫で「糖度が高くて美味しいミニトマト」を収穫する事が可能です。
 
ちきちき
あー!最後まで「どや顔」でキメてきたぁー(笑)!
でも、美味しいミニトマトはアタリハズレの少ないプランター栽培が最適なのはわかったよ。
もちろん、美味しさは人それぞれの好みの問題もあるけど、自分の好きな完熟具合で食べられるプランター栽培はお金では買えない価値があるね!
品目糖度実測値(%)食味
一般的なトマト(参考値)5.0
一般的なミニトマト(参考値)6.0〜8.0
一般的なフルーツトマト(参考値)7.0〜10.0
市販のアメーラルビンズ13.7酸味が強い
市販のルビンズゴールド12.0酸味はある
市販のジュリエッタ9.2瑞々しい
市販の奏7.8完熟に近い
自家栽培つやぷるんゴールド24.3発酵した味
しょっぱい
自家栽培つやぷるんゴールド21.0激甘!!
自家栽培キャンディドロップ11.4とても甘い
自家栽培シュガープラム10.5甘い!
自家栽培つやぷるん10.0甘い
自家栽培ハニーイエロー9.9甘い

自家栽培ミニトマトの糖度を上げるには、栽培技術も必要ですが、即効性のある「窒素ゼロのアミノ酸配合リン・カリ液肥」がオススメです。

リン酸、カリ、ホウ素、マンガン亜鉛など豊富に含みカリ成分が拮抗作用によりチッソの過剰吸収を抑制し、過繁茂防止が期待できます! 吸収されやすい低分子アミノ酸の配合により食味の向上も期待できる「みらどり」オススメのトマト・ミニトマト液肥。 保証成分:チッソ0-リン酸5.5-カリ8 規格:1100cc トマト・ミニトマト栽培されている方に一押し!チッソゼロの液肥は他に心当たりがありません!トマトに元気がなければぜひお試しください♬ 「みらどり」が10年使い続けた使用レポートは「みらどり体験記事」をクリック!

高いお金を払っても、アタリハズレのある市販のミニトマトですが、プランター栽培なら安定して甘くて美味しいミニトマトを栽培可能です。

「みらどり」がプランター栽培したミニトマトは、糖度も美味しさも市販のミニトマトを超える事が出来ました!

今「ミニトマト」を栽培しているなら、こちらの記事でご紹介している「少しの工夫」でぜひとも甘くて美味しいミニトマトを収穫して下さい。

また、プランター栽培を根本から見直して、失敗し難い丈夫で美味しいミニトマトを栽培したいあなたにオススメの記事はこちらになります。

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プランター栽培のミニトマト画像

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