そこで今回は家庭菜園の永遠のライバル【アブラムシ】がどこから来てどこへ行くのか考えてみたいと思います。
あいかわらずぶっ飛んだ思考回路をしているな???
マジうけるぅ(*థ౪థ)
まぁ、検索流入を狙わないといつまでたっても独り言….だもんね。
結論から言うと、ついに家庭菜園の永遠のライバル【アブラムシ】に勝利宣言を発表したいと思います。いやぁ〜、とても長い戦いでしたがようやく決着が付きました(๑•̀ㅂ•́)و✧
漫画でよくある勝利宣言のような死亡フラグにならない事を祈るばかりだけど、いつも通り「どやっ」たのでさっそく優しく説明してちょ♬
たかがアブラムシされどアブラムシ
吹けば飛び、触れば潰れるか弱いアブラムシですが、その繁殖力は凄まじいものがありますよね。
昨日数匹のアブラムシを発見したと思ったら、数日後にはビッシリと無数のアブラムシが葉や茎、さらには実にまで付いていたりします。
大切に育てている野菜が招かざる客のせいで、日を追って弱っていく姿を何度見て涙したことか……
˚‧º·(。>⌓<。)‧º·˚チキショー
はじめは手で潰したり、水で流したり、石鹸や牛乳で窒息させたりとより安全な方法(民間療法レベル)で対処していましたが限界があります。
病気の運び屋
また、たかがアブラムシと侮っていると壊滅的な被害に発展する事もあります!
アブラムシを媒体に色々な病気に感染し、近隣の野菜が発症したウィルスや病害虫を貰ってしまう事があります。
同じようにウィルスを媒介するハダニよりアブラムシの方がサイズが大きく目視出来るレベルなので、日頃から気をつけ早急な対応をすれば完封する事も可能です!
大切な野菜に悪い虫が付いてやっかいな病気を貰わぬよう、アブラムシの生態と「みらどり流」の予防・駆除方法のご紹介を致します。
どこから来るのか?
「 赤トンボぉ~ 赤トンボぉ~の〜 羽をとったら アブラムシ~♬」
「あのねのね」さんの赤とんぼの唄ですがご存知でしょうか?
幼少期にこの唄を聞き、普段目にするアブラムシに羽は無いので「アブラムシには羽が無い!」と思い込んでおりました。
では一体アブラムシはどこから来るのか……
その答えは…..「空」からやって来ます!
あ、知っていましたか?
当然冬の間は卵で越冬し、最初に生まれるアブラムシ(第一世代)には羽はありません「無翅型(むしがた)」。その幹母の産む第二世代に羽を持つタイプと持たないタイプに別れます。
産まれた場所の環境が悪ければ飛び立ち、良ければ寄生植物上で爆発的に増え、植物が弱りこれ以上餌が無くなると羽の生えた「有翅型(ゆうしがた)」が発生し新天地へと飛び立つのです!
発生する季節
おもに春先に羽を持つ「有翅型」が飛び立ちます。また、高温には弱く4月〜7月までに飛び回り、8月は一時繁殖力が弱まり、9月〜10月頃までは交尾の為に活動が活発になります。
当然、家庭菜園のベストシーズンとほぼ同時期に活発に発生・繁殖するので、一匹でもアブラムシが飛来するとねずみ算的なスピードで爆発的に増えてしまいます。
卵を産む時期以外は雌雄揃わなくてもメス単体でガンガンコピー(胎生で幼虫を増やせる)を産む為、1匹のアブラムシでも油断は禁物です。
誘発する原因を知る
そもそも、アブラムシが付く野菜と付かない野菜があるのを薄々感じていると思います。
まったく同じオクラを隣り合わせの別々のプランターで育てていた時、片方には新芽〜葉っぱ〜つぼみにまでビッシリとアブラムシが付き無数のアリがたかっていました。
すぐ隣のオクラにはアブラムシやアリが1匹も居なかったので不思議に思った経験があります。
主な原因をまとめると
- 窒素過多
- 栽培環境が悪い
- 天敵が居ない
となります。
「みらどり」のオクラは、なんらかの理由でアブラムシの付いたプランターは窒素過多だったと予測できますね。
1、窒素過多
植物が大量に必要とする3大栄養素のうち窒素分が多いと、アブラムシの好物である「アミノ酸」の合成が過剰となりアブラムシを呼び寄せてしまいます。
肥料成分の窒素は、植物の茎・葉を作るために必要な栄養素ですが、多すぎるとアブラムシだけでなく様々な病害虫の餌食となります。
よって、短期間に立派な野菜を大量に生産する必要のある場合(農家さん)は、肥料と農薬をワンセットで使う事になります。
現代の慣行農法はこうして成り立っています。
しかし、趣味の家庭菜園では「ゆっくり・時間をかけて・楽しみながら」栽培する事が目的とすれば、極力少ない肥料で育てる事が最大の防除となります。
2、栽培環境が悪い
そもそも日当たりや、風通し、用土の通気性や保水性などの栽培環境が悪く野菜が弱っていれば病害虫に狙われるのは必然ですよね。
密植していたり、窒素過多も原因ですが肥料不足も株が弱ってアブラムシの餌食になりやすくなります。
また、3大栄養素以外にも必要な微量栄養素も沢山あります。特にプランター栽培では露地栽培と異なり、お世辞にも栽培に適した環境とは言い難いので少しの違いで植物に与える影響が大きく異なります。
先のオクラの件でも、片方は苗を同時に定植した時点で連作障害と疑われる成長の悪さを感じていたため、おそらく株自体の生育が悪かった事も原因の1つだったと思います。
3、天敵が居ない
強力な農薬・殺虫剤などを多用すると、益虫と呼ばれるその他の生き物まで駆逐してしまう事があります。
アブラムシの天敵と言えば「てんとう虫」が思い浮かぶと思いますが、その他にもヒラタアブの幼虫はアブラムシを捕食します。
一度農薬などで生物の多用性を断ってしまうと、元に戻るにはとても時間が掛かります。
趣味の家庭菜園ですから、野菜の姿形や収穫量を気にせず、自然の摂理に従った昔ながらの農法で育てるのもアリだと思います。
「みらどり」のように、住んでいる地域の住環境が生き物の少ない場合は致し方ありません。益虫はいませんが、アブラムシやハダニなどの害虫は沢山生息しているようです泣。
アリとキリギリスならぬ
アリとアブラムシの関係
逆に、アブラムシを守るのがアリさんです🐜🐜🐜💦。
文字通りアブラムシの出す「甘い汁」を餌に、アリさんを騙し(飼いならし)?てんとう虫などの天敵から護衛してもらう共生関係を築いています。
時には羽を持たない無翅型のアブラムシを乗せて、他の植物への移動手段としても使われるアリさん。
太古の昔からウィンウィンの関係を培っているアリとアブラムシ。キリギリスには餌を与えませんでしたが、アブラムシの為には一生懸命働きます!
野菜の周りに妙にアリが多いな?と感じたら即アブラムシを疑ってみて下さい。
アブラムシの予防方法
まずはアブラムシを寄せ付けない方法を考えてみます。
原因である窒素過多や栽培環境などに問題が無くても、裸のまま野外に放置すればいずれ悪い虫が付きますよね?!
一般的に言われている予防方法をまとめると
- 光を反射するモノを設置
- コンパニオンプランツ
- 木酢酢・ニームオイルなどの忌避剤使用
- 黄色い防虫テープで捕殺する
- 防虫ネットや不織布で飛来を防ぐ
です。
1、光を反射するモノを設置
よく株周りやネットなどにキラキラと光るアルミやCD、反射テープが設置されているのを見た事がありませんでしょうか?
あれはアブラムシが飛来するのを防ぐ効果があるそうです。
100円ショップの流し台用のシートをカットしてU字ピンで固定するだけでも抵抗力の無い株が小さいうちは効果があります。
もちろん、ホームセンターに行けば専用のシートが売っています。大量に使わないのであれば試しに敷いてみると効果を実感出来ると思います。
唯一の欠点は、曇った日には効果が無い事…..。
2、コンパニオンプランツ
次に、天然の忌避成分のあるハーブなどを混植するコンパニオンプランツも効果的です。
アブラムシの嫌う香りや分泌液で効果があるのは
- コリアンダー
- ミント
- タイム
- バジル
- ナスタチウム
などです。
また、アブラムシの天敵であるてんとう虫やアブ等を呼び寄せるハーブには
- カモミール
- デイル
があります。
いずれも、ハーブに適した環境で育てる必要があるので、少し難易度が高い予防方法となります。
3、木酢酢・ニームオイルなど天然の忌避剤
古くから害虫避けとして使われてきた木酢酢やニームオイル。
効果のほどは効果を保証された市販の薬剤にはお呼びませんが、確実に虫除けにはなるようです。
また、木酢酢もニームオイルも土の消毒や有用微生物を増やしたり、植物の根や芽の生長を促す土壌改良効果も期待出来るので、株が元気になる事で根本的な予防にも繋がります。
4、黄色い防除テープで防除する
アブラムシは黄色いモノに集まる習性があるので、黄色い防除テープや、黄色いバケツに水をはって防除する方法があります。
粘着部分に触れたら簡単に捕獲できるか弱いアブラムシですから、原始的な方法ですが家庭菜園のプランター栽培程度の広さなら意外と効果があります。
捕まえた羽虫を目視出来るので効果があるように感じるのかもしれませんが…..。
5、防虫ネットや不織布で飛来を防ぐ
家庭菜園程度の広さからプランター1つ、さらには広大な畑を持つ農家さんまで確実にアブラムシ予防に効果を発揮するのが防虫ネットや不織布です。
主に背が高くならない葉モノ野菜のトンネル掛けで使用します。
100%完全に予防出来る!事もないのですが、そもそもアブラムシの飛行タイプの成虫が入れないネットや不織布なら1〜2mmのアブラムシなら予防する事が可能です。
ネットは0.6mm程度のモノを購入すると良いでしょう。
葉モノ野菜に腹ペコアオムシを産み付けるモンシロチョウ🦋から予防できますし、水やりもネット越しに可能ですので「みらどり」イチオシです!
敵は空からやってくる!
防虫ネットや不織布を掛ければ、アブラムシに勝利宣言してもいいと思います(๑•̀ㅂ•́)و✧
箱入り息子…ならぬ箱入り野菜
という事で、プランター栽培がメインの「みらどり」が愛用しているのはコレ!
DAIMさんの「プランター用すっぽり虫よけカバー 大」です。
高さ60cmほどあり、幅70cm、奥行39cm、高さ32cm以内の長型プランターをすっぽり覆います。
カバーには30%の遮光性があり、網目は0,6mmでアブラムシの侵入をブロック!さらにカバーの上から水やりも出来ますので手間いらず。
口コミではカバー下からの害虫の侵入を許す…とありますが、アブラムシに限って言えば「みらどり」の環境では被害は無くなりました。
プランター栽培で「アオムシ」「コナガ」「アブラムシ」「ヨトウムシ」にお困りの方はぜひ一度お試し下さい!
多少肥料を効かせすぎても、虫よけカバーがあれば無農薬栽培も楽ちんです♬
100円ショップの不織布でトンネル
ちなみに露地栽培の場合なら、一般的に写真のようなトンネルで完全に害虫の飛来を予防する事が出来ます。
プランターにすっぽり被せる防虫カバーより、下の隙間ゼロだから予防効果は抜群ですね。
防霜・防鳥・防虫・保温にもなるので、110円(税込)でかなりお得なアイテムです。葉物野菜栽培の必需品ですね!
アブラムシの駆除方法
どんなにアブラムシに狙われないよう原因を取り除き、予防してみても、相手も生きる為に必死です。
万が一アブラムシを見つけたら、早急に対処しなければ「アブラムシ大量発生」で余計なウィルスに冒されるかもしれません。
普段は害虫に対して温厚な「みらどり」ですが、かわいい我が子(野菜)が悪い虫に侵されたら黙っていません!
侵略されたら根絶やしにする覚悟で我が子を守るのが人の親!!
もちろん駆除する方法は様々ですが、出来る限り温厚な方法をご紹介致します。
最後にご紹介するソフト農薬に分類される天然成分「アーリーセーフ」は、ハダニやアブラムシに抵抗性を生ませない牛乳の上位互換の物理的に窒息させる殺虫剤です。
一般的な農薬・殺虫剤のような使用制限は無く、牛乳や石鹸と違ってちゃんと効果は保証されています。
簡単な方法から順番にご紹介していきますが、即効性と効果が抜群で天然物(ヤシ油)由来の有効成分、有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用可能な安心安全なソフト農薬をイチオシ致します。
ぜひ最後までお読み下さい。
具体的な駆除方法は
- 手で潰す!
- 粘着テープで捕殺する!
- 水の噴射で吹き飛ばす!
- てんとう虫を捕まえてくる!
- アーリーセーフを噴霧する♬
という感じです。
1、手で潰す!
言わずもがな、ひたすら手で潰しまくる方法です。
捕まえようとするだけで潰れてしまうか弱いアブラムシですから、簡単に駆除出来ますがとにかく数が多いので根絶やしにするには根気が必要です。
1株程度しか栽培していなければ、文字通り人力で駆除するのも悪くないかもしれません。
2、粘着テープで捕殺する!
ガムテープなどの粘着テープでペタペタすると簡単に捕殺出来ます。
しかし、ベタッと付いてしまうと葉が破れたり、野菜の表面を傷つけてしまう事があるので意外と難しい作業になります。
試しに1度だけやって、葉っぱが破れて以来「みらどり」はこの方法は封印したままです。
3、水の噴射で吹き飛ばす!
水やりのシャワーを強にしたり、強力ノズル採用のジェット噴射のスプレーボトルに水を入れ替えてひたすら水流でアブラムシを吹き飛ばす!
これはたまにやる事もありますが、花弁や葉の葉脈の隙間に隠れているアブラムシは残る印象があります。
さらに、お使いのシャワーホースによっては、水圧で葉を押しつぶしてしまう可能性がありますので注意が必要です。
完璧に駆除出来た!という実感はあまり経験した事はありません。おそらく、水流で流されたアブラムシは地面に漂着し、また野菜へ向かって進軍してくる事が原因だと思います。
キレイになった野菜も、翌日にはまたアブラムシが付着している経験が何度かあってからはこの方法もやらなくなりました。
4、てんとう虫を捕まえてくる!
……かなり難易度が上がってきましたね笑。
お住まいの地域によっては何十匹も集まるかもしれませんが、「みらどり」の住む地域ではここ数年てんとう虫を見た事がありません。
たまに見かけるのは、きゅうりやトマトなど野菜の葉を食害するテントウムシダマシ…..泣
また、せっかく捕まえてきて菜園に放しても、アブラムシをあるていど捕食したら勝手に飛んでいってしまうのもたまにキズ……。
自然が少ない地域では、自然に任せても誰も相手にしてくれませんね_| ̄|○ il||li
5、アーリーセーフを噴霧する♬
最後にご紹介するのは、確実に効果が実証されたソフト農薬に分類される「アーリーセーフ」です。
過去の記事で「ハダニ」や「トマトサビダニ」を駆除するのに何度かご紹介した「みらどり」愛用のオーガニック栽培認定アイテムです。
ハダニ対策なら数回の使用が必要ですが、アブラムシに対してはたった一度の散布で根絶やしにする事に成功しました!
薬剤を希釈する手間はありますが、効果は抜群です!
牛乳や石鹸でアブラムシの気門を塞いで窒息死させるのと同じ薬効で、効果が保証された安心・安全なアーリーセーフ。
ちょっと覗いて見て下さい👇(*・ω・)*_ _)ペコリ👇
アブラムシに勝利宣言!
たかがアブラムシ、されどアブラムシ!
家庭菜園の永遠のライバルだと思いますが、これにて「みらどり」は勝利宣言を発表致します!
原因である窒素を控えて、防虫ネットで予防し、万が一大量発生したら「アーリーセーフ」で根絶やしにすれば良いんだね!
実際に防虫ネットとアーリーセーフを使い始めるようになってから、アブラムシの被害が拡大した事は一度も無いから安心してね。
葉モノ野菜なんか、とてもうまく栽培出来るようになるからね!
でも今回【は】とても勉強になったよ!アブラムシの居ない世界なんて想像出来ないもんね。
不幸にもアーリーセーフを使う事になっても、有機JAS規格認定の天然成分だから牛乳と同じ感覚で安心してアブラムシを根絶やしに出来るからコレもオススメだよ!
アブラムシは空から新天地を求め飛来します。
近くの雑草にアブラムシが居れば、いずれ大切な野菜めがけて飛んでくることでしょう。
ここでご紹介した方法で、趣味の家庭菜園ならではの「安心・安全な優しい野菜」を育てましょう♬
最後までお読み頂きありがとうございました(:D)┓ペコリンチョ!