使い方は超簡単!ハンディというだけあって、小さく・軽くて・即観察&撮影が可能
単3乾電池1本でLEDライトを点灯させるだけの、超小型ハンディ顕微鏡。プレパラート(懐かしい)を使用して、下から光を当てて透過した観察物を見る「透過モード」と、今回葉っぱに巣食ったハダニの観察に使用した上から光を当てる落射モードの2タイプの使い方が可能です。
表題の写真はニラに付いた「アブラムシ」を撮影した画面です。スマホを手で支える必要はありますが、スマホのレンズ位置を調整して挟むだけの単純な構造です。
ハンディ顕微鏡とスマホ本体のレンズのセンターを調整するのに少し手間取るかもしれませんが、ポイントはソレだけで、細かなピント調整はスマホのカメラアプリが勝手にやってくれるのでカメラ撮影もとてもキレイに撮れました!
もちろん値段が値段ですから、1台数十万円の本格的な顕微鏡とは異ってあたりまえですが、このサイトで使用している拡大映像は全てこのハンディ顕微鏡DXにて撮影したものです。個人で楽しむくらいの撮影は可能だと思いますがいかがでしょうか?
この記事では、簡単な使い方から実際に「みらどり」がこのハンディ顕微鏡DXで撮影したアブラムシや、ハダニの画像をご紹介してみたいと思います。
スマホのセット方法
ハンディ顕微鏡DX単体で使用するより、スマホとセットでの観察&撮影をする方が断然面白いので(お子様の自由研究の課題にもなる)取り扱い説明書にないポイントを踏まえてご説明致します。
「みらどり」のスマホはカメラレンズが2つあり、ハンディ顕微鏡DXが使えるのか不安でしたが、結果的にはなんの問題もなくそのまま撮影する事が出来ました。
2つレンズがある時は、より大きなレンズの方にアタッチメントを物理的に挟んでセットします。
このアタッチメントをスマホに取り付けた後でもレンズの位置を微調整することが出来ますが、この時点でスマホのカメラアプリを立ち上げておおよそのセンターを決めておくとあとで楽になると思います。
上の画像のように、おおよそ真ん中に影がくるようにしてから、アタッチメントごとハンディ顕微鏡DXにセットします。セットは物理的に押し込むだけですが、少し力が必要です。
これでスマホのセットは完了です。あとは実際にスマホを挟んだまま、画面がセンターになるように微妙にずらしながら調整していきます。
また、ポイントは観察・撮影してる時はスマホのピント調整が自動で働くので問題は無いのですが、アタッチメントを強く押さえてスマホ本体がぐらつかないようにすると「バチっ」とピントが合いやすいようです。
少しでも浮いたり、動いたりするとその都度スマホのカメラアプリがピントを微調整する為、なかなかピントが合わないようです。
被写体を探す
家庭菜園をされていれば、被写体はいくらでもあると思います・・・笑。
目で見えるサイズのアブラムシやハダニでも、ハンディ顕微鏡DXを使うと知的好奇心を刺激するような素晴らしい世界が見えてくると思います!
また、トマトサビダニなどの目に見えない極小の敵(ハダニ)を発見・確定するのにも役立ちます。「みらどり」も、はじめてトマトサビダニを見つけた時の感動は今でも忘れられません。
殺虫剤・農薬は、どの野菜のなんの害虫に効果があるかが明確に指定されている為、どんなに強力な殺虫剤でも的を外せばまったく効果がありません。
その点でも「ハンディ顕微鏡DX」で犯人を特定するのはとても有効だと思います。
肉眼で見える「アブラムシ」もハンディ顕微鏡DXなら目の不思議も発見出来る!
上の写真は普段肉眼で見ることの出来る「アブラムシ」をハンディ顕微鏡DXで撮影した最大倍率画像です。
アブラムシに「目」があるかどうかはさだかではありませんが、写真の目に見える部分を拡大すると実に神秘的ですね?
普段は大切な野菜の甘い汁を吸うやっかいな害虫でしかありませんが、こんなに小さな虫にも五分の魂がある!と思えてくるのが不思議です・・・。
表題の画像のアブラムシは、肉眼ではこのサイズ感で見えるほど小さい虫です。
これをハンディ顕微鏡DXで観察・撮影するとこうなります。
どうですか?虫嫌いな女性には見たくも無い世界かもしれませんが、お子様の好奇心を刺激するには十分すぎる衝撃映像だと思います笑。
肉眼では決して見ることの出来ない「トマトサビダニ」を卵から幼虫〜成虫まで観察出来る!
これはその名の通りトマト・ミニトマトが大好きな「トマトサビダニ」をハンディ顕微鏡DXにて観察・撮影した画像です。
はじめてこの子を見つけた時は「やっぱりお前か!!」と、驚愕半分喜び?半分の微妙な感情になったのを今でも覚えています笑。
可愛い我が子(ミニトマト)を毎年確実に枯らせいたのは、間違いなくコイツの仕業だと断定する事が出来ました。
それ以来、少しでもサビダニの症状が現れた場合、トマトサビダニに効く「アーリーセーフ」「コロマイト乳剤」と「ダニ太郎」の【3ローテーション】で根絶やしにするようになりました。
【ミニトマトの茎が茶色・下葉が黄色・葉裏がテカテカした場合】は、トマトサビダニが巣食っているかもしれません!
ハンディ顕微鏡DXで疑問が確信に変わった結果で救われた命(ミニトマト)は数多く居るはずです笑。
その他もろもろのハダニや卵もバッチリ観察&撮影出来る!
ハダニの被害がそれほどでもない時は探すのも大変ですが、野菜がかなり弱ってくる段階の葉裏はまさにダニの温床です。
卵から幼虫、成虫まで色々な段階のハダニを見ることが出来るでしょう。「ナミハダニ」や「カンザワハダニ」などのメジャー?なハダニなら、概ねどの野菜にも1匹や2匹発見する事が出来るのではないでしょうか?
また、動きが早くて撮影するのに苦労しましたがハダニを食べる「ハダニアザミウマ」も発見する事が出来ました!これには小躍りして、葉っぱに帰してあげようと思いましたが・・・どこかに行ってしまわれました涙。
上の4枚の画像は、買ったその日に撮影した過去の画像のため、スマホレンズのセンターを外した為に映る「三日月状の黒いフチ」が写り込んでいますが、裏を返すとはじめてでもこのくらいの撮影は簡単に出来ると言えます笑。
表題のアブラムシや、トマトサビダニの画像は使い込んだ後の写真なので、ピントもうまくあっていると思いますがいかがでしょうか?
【超簡単】スマホ撮影可能なハンディ顕微鏡DXで見えない敵(ハダニ)を撮影してみた!【まとめ】
何はともあれ「ハンディ顕微鏡DX」の閲覧数は当サイトで不動の2位です。みなさまのお役に立てるよう、ご興味のあるアイテムの使用感レポートでした。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!!