












というわけで今回は、同じHUGEL 20Lのホワイトとチャコールを2台用意し、直射日光下と室内の2パターンで、色による保冷力の違いを実測しました。
クーラーボックスを買うとき、意外と迷うのが「色」。
釣り用を見ると白いクーラーボックスが多いのに、キャンプ用にはチャコール、黒、カーキ、ベージュなど、サイトに合わせやすい色がたくさんあります。
白は日差しを反射しやすく、黒や濃い色は熱を吸収しやすい。
そこまでは、なんとなく分かります。
でも、クーラーボックスには断熱材があるので、
…という疑問を確かめました♬
検証日は最高気温約36℃の猛暑日。
さらに温度センサー6個を使い、庫内の上・中・下まで同時に測定しました。
結果は、思っていた以上にはっきり出ました!
- 1 【結論】クーラーボックスは色で保冷力が変わる?
- 2 なぜ釣り用クーラーボックスは白が多い?黒は本当に不利なのか?
- 3 HUGEL20Lを2台用意!ホワイトとチャコールを同条件で比較
- 4 検証日は8月の最高気温約36℃!真夏の炎天下で比較
- 5 炎天下では表面温度が最大17℃違った
- 6 表面で17℃違うと、クーラーボックスの中は何℃変わる?
- 7 最大3.9℃差より重要なのは「10℃を何時間維持できたか」
- 8 じゃあ黒やチャコールのクーラーボックスはダメなの?
- 9 直射日光がなければどうなる?室内でも同じ2台を検証
- 10 炎天下では差が出ても室内ではほぼ同じだった
- 11 釣りとキャンプではクーラーボックスの色選びを変えていい
- 12 白・黒・チャコール・カーキ、結局どの色がおすすめ?
- 13 クーラーボックスの色についてよくある疑問
- 14 【まとめ】釣りなら「色も性能」キャンプなら好きな色でいい!
- 15 今回の検証で使用したクーラーボックスと測定機材
【結論】クーラーボックスは色で保冷力が変わる?

先に結論です♪
真夏の直射日光が当たり続ける環境では、ホワイトのほうが明らかに有利でした!
一方、直射日光の当たらない室内では、中部・上部の温度推移はほぼ同じ。
つまり今回の結果を見る限り、
色そのものがクーラーボックスの断熱性能を変えるのではなく、直射日光を受けたときの熱の入り方に差が出る
と考えるのが自然です。
主な結果をまとめると、
| 比較項目 | 実測結果 |
|---|---|
| チャコールの最高表面温度 | 70.6℃ |
| ホワイトの最高表面温度 | 53.6℃ |
| 表面温度の最大差 | 17.0℃ |
| 庫内温度の最大差 | 3.9℃ |
| 10℃以下時間の差 | 下部1時間43分 中部2時間07分 上部(日中)3時間01分 |
| 室内・中部の平均温度差 | 約0.24℃ |
| 室内・上部の平均温度差 | 約0.17℃ |
なので、みらどりの結論はシンプルです。
一方で、
今回の検証では、そこがかなり分かりやすく見えてきました。
なぜ釣り用クーラーボックスは白が多い?黒は本当に不利なのか?
まず大前提として、クーラーボックスの基本的な保冷力を決める一番の要素は色ではありません。
断熱材の種類や厚さ、フタの構造、密閉性、保冷剤の量など、本体の基本性能のほうが重要です。
だから、
…と単純に考えるのは少し違います。
問題になるのは、直射日光を受けたときの保冷力。
濃い色ほど日射を受けた際に表面温度が上がりやすい。
では、その熱が断熱材を越えて庫内までどれくらい影響するのでしょうか。
今回は、
「白のほうが熱くなりにくいらしい」
で終わらせず、
…まで調べました。
そのためだけに同じクーラーを2台買ったので、ぜひ最後までお付き合いいただけると幸いです(笑)。
HUGEL20Lを2台用意!ホワイトとチャコールを同条件で比較
今回用意したのは、アイリスオーヤマ HUGEL真空断熱クーラーボックス20L(新型)。
型番はVITC-20Rです。
色は、
- アッシュホワイト
- チャコールグレー
の2台。
同じモデルの色違いなので、容量や断熱構造は同じ。
つまり今回の比較では、クーラーボックス自体の性能差をできるだけ排除して、
色の違いによる影響を見やすい条件
にしています。
また、今回の検証では保冷剤の量による差が出ないよう、ホワイト・チャコールともに同じ種類・同じ枚数の保冷剤を使用しました。
入れたのは、みらどり一押しのHUGEL長時間タイプ-5℃保冷剤で、Mサイズ2枚+XLサイズ1枚。
20Lクーラーに対して、保冷剤の量はクーラー容量の約10%を目安にしています。
クーラーボックス本体、保冷剤の種類と量、温度センサーの位置までそろえ、違うのは本体カラーだけ!
できるだけ「白とチャコールの色の違い」だけを比較できる条件で検証しました。
温度センサー6個で上・中・下を同時測定

今回もうひとつこだわったのが、庫内温度を測る位置。
クーラーボックスの中は、どこでも同じ温度ではありません。
冷たい空気は下へたまりやすいため、底だけを測れば低い数字が出やすい。
一方、上部はフタや外気の影響を受けやすくなります(特に直射日光の影響を強く受けるのが天板)。
そこで、それぞれのHUGELにGovee温度センサーを3個ずつ設置。
| センサー | 色 | 底からの高さ |
| ① | ホワイト | 1.1cm |
| ② | ホワイト | 10.3cm |
| ③ | ホワイト | 20.2cm |
| ④ | チャコール | 1.1cm |
| ⑤ | チャコール | 10.3cm |
| ⑥ | チャコール | 20.2cm |
合計6個です。
底だけ測って「白の勝ち!」では終わらせません(笑)。
上・中・下で、色の影響がどこまで届くのかを見ていきます!

検証日は8月の最高気温約36℃!真夏の炎天下で比較

1回目は、HUGEL 20Lのホワイトとチャコールを同じ場所に並べ、直射日光下で測定しました。
しかもこの日は、かなり厳しい暑さ💦。
測定地点周辺の当日の1時間天気を見ると、日中の最高気温は35.7℃。
ほぼ36℃の猛暑日、測定時間帯は降水0mmで、日中は強い日差しが続く条件です。
気温の推移は次の通り。
| 時刻 | 外気温 |
| 8時 | 29.6℃ |
| 9時 | 32.0℃ |
| 10時 | 32.9℃ |
| 11時 | 34.3℃ |
| 12時 | 35.3℃ |
| 13時 | 35.1℃ |
| 14時 | 35.7℃ |
| 15時 | 34.1℃ |
| 16時 | 33.2℃ |
| 17時 | 32.0℃ |
朝8時の時点ですでに約30℃。
9時には32℃。
昼前からは34~35℃台まで上がり、14時には35.7℃まで達しています。
さらに8~17時は降水0mm、日中はほぼ毎時60分の日照が記録されています。
まさに、
…という状況を考えるには十分すぎる条件です(笑)。
保冷条件はホワイト・チャコールともに同じ(クーラー容量の約10%の-5℃保冷剤を配置)。
今回の目的はHUGELそのものの保冷力を評価することではなく、
同じクーラーボックスで、色だけ変えるとどうなるのか。
そこに絞った比較です。
炎天下では表面温度が最大17℃違った

まず驚いたのが、クーラーボックス本体の表面温度です。
| 時点 | チャコール | ホワイト | 温度差 |
| スタート | 35.0℃ | 31.2℃ | 3.8℃ |
| 12:30 | 70.6℃ | 53.6℃ | 17.0℃ |
| 14:00 | 59.6℃ | 48.0℃ | 11.6℃ |
| 17:00 | 30.0℃ | 30.0℃ | 0℃ |
| 終了時 | 27.2℃ | 27.0℃ | 0.2℃ |
一番差が大きかった12時30分。
チャコール70.6℃!!
対して、
ホワイト53.6℃!
その差、
17℃。
外気温が35℃前後だった時間帯に、チャコールの表面は70℃を超えました🌞💦。

そして、本当に知りたいのはここからです。
クーラーボックスには断熱材があります。
表面温度が17℃違っても、その17℃がそのまま庫内に入るわけではありません。
では、実際の庫内温度はどれくらい変わったのでしょうか。
表面で17℃違うと、クーラーボックスの中は何℃変わる?

6個の温度センサーをまとめて見ると、色による違いは庫内にも現れました。
ただし面白いのは、その出方。
底では差が比較的小さく、上へ行くほど差が大きくなりました。
直射日光下で確認した最大温度差は、
- 下部:最大2.0℃
- 中部:最大2.8℃
- 上部:最大3.9℃
です。
表面では最大17℃違っていましたが、高性能な断熱材(真空断熱パネル)があるため、その差は大幅に小さくなっています。
それでも上部では最大3.9℃。
色による表面温度の違いは、断熱材を挟んでも庫内まで影響していました!
下部1.1cm|10℃以下時間は1時間43分差
まずは、もっとも底に近い1.1cm地点。
冷たい空気がたまりやすく、保冷剤の影響も受けやすい場所。
ここでの最大温度差は2.0℃。
上部ほど大きな差ではありません。
ただし、一度10℃以下まで冷えてから、再び10℃へ戻るまでの時間を見ると、
- ホワイト:20時間50分
- チャコール:19時間07分
その差は、
1時間43分。
もっとも冷えやすい底付近でも、ホワイトのほうが10℃以下を1時間43分長く維持しました。
中部10.3cm|10℃以下時間は2時間07分差
次は庫内中央付近の10.3cmです。
ここで10℃以下を維持できた時間は、
- ホワイト:19時間47分
- チャコール:17時間40分
その差は、
2時間07分。
同じクーラーボックス、同じ保冷条件でも、真夏の直射日光下では、ホワイトのほうが10℃以下を約2時間長く維持しました。
庫内中央でもこれだけ差が出るなら、色の違いは表面だけの話ではなさそうです。
上部20.2cmは最大3.9℃差!チャコールは日中10℃以下にならず
そして、もっとも差が大きかったのが上部20.2cmです。
ここでの最大温度差は3.9℃。
さらに、10℃以下を維持できた時間は、
- ホワイト:3時間01分
- チャコール:0分
その差は、
3時間01分!
チャコール上部⑥は、日が落ちてから一時的に10℃以下となり、測定全体では28分間10℃以下の時間があります。
ただし、今回の記事で見たいのは炎天下で実際に使っている時間帯の保冷状態です。
そのため、日中に一度も10℃以下にならなかったチャコール上部は、日中の10℃以下時間を0分として扱っています。
上部はフタや外気の影響を受けやすい場所ですが、今回の検証では色の違いがもっともはっきり表れました!
真夏の直射日光下では、ホワイトは3時間以上10℃以下を維持した一方、チャコールは日中に10℃以下まで下がりませんでした。
色による表面温度の違いが、クーラーボックス上部の保冷状態に大きく影響したと考えられます。
最大3.9℃差より重要なのは「10℃を何時間維持できたか」

今回の検証で、みらどりが一番重視したいのは「最大何℃違ったか」ではありません。
夢イマジンのクーラーボックスや保冷剤の検証では以前から、
より、
…を重視しています(冷蔵庫に準じて10℃以下が目安)。
瞬間的な最低温度なら、強力な保冷剤(-16℃)を入れればかなり低くできます。
でも、釣った魚やエサを長時間冷やしておきたいなら、大事なのはそのあと。
そこで、一度10℃以下まで冷えてから、再び10℃へ戻るまでの連続した10℃以下の維持時間をまとめました👇
| 測定位置 | ホワイト 10℃以下時間 | チャコール 10℃以下時間 | 差 |
| 下部1.1cm | 20時間50分 | 19時間07分 | 1時間43分 |
| 中部10.3cm | 19時間47分 | 17時間40分 | 2時間07分 |
| 上部20.2cm | 3時間01分 | 0分 | 3時間01分 |
下部では1時間43分、中部では2時間07分。
そして、もっとも直射日光の影響を受けやすい上部では、3時間01分もの差が出ました。
ざっくり言えば、
表面温度17℃差もインパクトはあります。
庫内最大3.9℃差も大きい。
でも、実際にクーラーボックスを使う側からすると、
「10℃以下で使える時間がどれだけ変わったか」
という結果のほうが、ずっと実用的ですよね。
特に上部では、
ホワイト3時間01分に対して、チャコールは0分…。
真夏の直射日光下では、色の違いを「見た目だけ」とは言いにくい結果になりました。
真夏の釣りなど、日陰に置けない状況では無視しにくい差だと思います!
じゃあ黒やチャコールのクーラーボックスはダメなの?
ここまで読むと、
…と思うかもしれません。
でも、そうとも限りません♪
今回、大きな差が出た条件で重要なのは直射日光です。
実際、本体表面温度を見ると、もっとも差が大きかった12時30分には、
- チャコール:70.6℃
- ホワイト:53.6℃
と17℃差でした。
ところが17時になると、
- チャコール:30℃
- ホワイト:30℃
と同じ温度になっています。
日差しの影響が弱くなるにつれて、色による表面温度差もなくなりました。
そこで次に気になったのが、
直射日光が当たらない場所なら、本当に色の差は小さくなるのか?
…ということ。
キャンプでチャコールを選んだ人まで不安にして終わるわけにはいきません(笑)。
みらどりクーラーボックス研究所…
直射日光がなければどうなる?室内でも同じ2台を検証

炎天下での検証を終えた2台を、その後室内へ移動しました。
今度は、それぞれの底にメカCOOL -5℃保冷剤1000gを1枚底に入れて、再び6個の温度センサーで測定します。
ここで、ひとつ重要な注意点があります。
この室内テストは、1回目の炎天下テストを終えたあとのクーラーボックスをそのまま使用しています。
1回目ではチャコール側の保冷剤が先に冷却力を使い切り、庫内温度もホワイトより高い状態になっていました。
そのため、
2台のスタート温度は完全にはそろっていません。
たとえば下部では、室内検証開始時点ですでに、
- ホワイト①:14.6℃
- チャコール④:17.2℃
と2.6℃差がありました。
つまり、完全に同じ初期温度から始めた独立した比較ではありません。
そこは先に書いておきます。
ただ、その状態から直射日光のない室内で温度がどう推移したのかを見ると、これもかなり興味深い結果になりました。
中部10.3cmは平均約0.24℃差
温度が落ち着いた9時以降で比較すると、中部10.3cm地点の平均温度差は、
約0.24℃。
12時では、
- ホワイト:10.2℃
- チャコール:10.5℃
15時では、
- ホワイト:11.2℃
- チャコール:11.4℃
ほぼ同じですね。
しかも、時間とともに温度が上昇していく傾向もよく似ています。
炎天下では中部でも最大2.8℃の差が出ていましたが、直射日光がなくなると、その差はかなり小さくなりました。
上部20.2cmは平均約0.17℃差
さらに分かりやすかったのが上部20.2cmです。
9時以降の平均温度差は、
約0.17℃。
12時では、
- ホワイト:12.3℃
- チャコール:12.4℃
その差はわずか、
0.1℃。
炎天下では最大3.9℃差。
さらに10℃以下の維持時間は、
ホワイト3時間01分に対してチャコール0分
…だった上部です。
それが直射日光のない室内では、ほぼ同じように推移しました。
これは今回の記事でかなり重要な結果だと思います。
下部の約1℃差は「色による差」とは判断しない
一方、下部では9時以降もホワイトのほうが約1℃低く推移しました。
ただし、計測終了後に分かった測定ミスがあります💦。
今回底へ置いたメカCOOL1000と温度センサーとの距離は、ホワイト①のほうが1cmほど近くなっていました…。
保冷剤に近いほど低い温度が出やすいため、この約1℃差を、
「ホワイトだから冷えた」
では無い事をここに宣言致します(笑)。
さらに、今回の室内検証はスタート時点ですでにチャコール側の庫内温度が高い状態でした。
こうした条件を考えると、色の影響を見るうえでは、保冷剤から離れた中部と上部の温度推移のほうが参考になります。
その2地点では、
平均約0.2℃前後の差しかありませんでしたので、これをもって結論とさせて下さい💦。
この辺が素人検証と大目に見て頂けると幸いですm(_ _”m)♬
炎天下では差が出ても室内ではほぼ同じだった
ここまで2つの検証を並べると、かなり分かりやすくなります。
直射日光下
- チャコール最高表面温度:70.6℃
- ホワイト最高表面温度:53.6℃
- 表面温度:最大17℃差
- 庫内温度:最大3.9℃差
- 下部の10℃以下時間:1時間43分差
- 中部の10℃以下時間:2時間07分差
- 上部の日中10℃以下時間:ホワイト3時間01分/チャコール0分
直射日光のない室内
- 中部平均差:約0.24℃
- 上部平均差:約0.17℃
- 温度推移もほぼ同じ
つまり、
ホワイトだからクーラーボックスそのものの断熱性能が高いわけではありません。
今回大きな差が出た理由は、
直射日光を受けたときの表面温度の違い
と考えるのが自然です。
最高気温約36℃の炎天下では、チャコールの表面温度は70.6℃まで上昇。
ホワイトとの差は最大17℃まで広がりました。
その熱が少しずつ断熱材を通して庫内へ影響した結果、上・中・下すべてで10℃以下を維持できる時間にも差が出たと考えられます。
一方、直射日光のない室内では、中部・上部の温度推移はほぼ同じでした。
もちろん、室内とキャンプ場の日陰はまったく同じ環境ではありません。
外気温、風、地面からの熱など条件は違います。
そのため、
…とまでは言いきれませんが、今回の実測では
直射日光がない条件になると、少なくとも中部・上部では色による実用的な差はほとんど確認できない。
ここが今回の色選びのポイントです♪
釣りとキャンプではクーラーボックスの色選びを変えていい
ここまで検証すると、
…と一括りにする必要はなさそうです。
大切なのは、
どこで使うのか?
使う環境で色を選べばいい。
これが今回の答えとします♪
釣り|日陰に置けないならホワイト系を選ぶ意味がある
堤防、サーフ、船などの釣りでは、クーラーボックスを好きな場所へ置けるとは限りません。
特に真夏は、日陰のない場所で何時間も直射日光を受けることがあります。
今回の検証日は最高気温約36℃。
その環境では、同じHUGEL 20Lでも、下部・中部では10℃以下を維持できる時間に約2時間の差が出ました。
さらに上部では、ホワイトが日中3時間01分にわたって10℃以下を維持したのに対し、チャコールは日中0分でした。
こういう使い方なら、
…と言えると思います。
少しでも保冷時間を伸ばしたいなら、ホワイトや淡い色を選ぶ意味は十分にあることが、今回の実測からわかりました♬
釣り用クーラーボックスに白が多いのも、実用面では理にかなっていますね!
キャンプ|日陰に置けるなら好きな色でキメればいい!
一方、キャンプでは少し事情が違います。
タープの下や木陰など、直射日光を避けられる場所へクーラーボックスを置けることが多いからです。
今回の室内検証では、中部・上部の温度推移はほぼ同じでした。
だったら、
チャコールでも、黒でも、カーキでも、ベージュでも。
テントやタープ、ほかのギアと色を合わせるのも、キャンプ用品を選ぶ楽しさだと思います。
濃い色のクーラーボックスを選んだなら、
できるだけ直射日光を避けて置く!
それだけでも、色によるデメリットはかなり小さくできると考えています。
白・黒・チャコール・カーキ、結局どの色がおすすめ?
今回の実測結果を踏まえると、みらどりならこう選びます。
| 使い方 | 色の選び方 |
|---|---|
| 真夏の堤防・サーフ | ホワイト・淡色を優先 |
| 船釣り | ホワイト・淡色を優先 |
| 日陰を確保しにくいアウトドア | ホワイト・淡色が有利 |
| タープ下で使うキャンプ | 好きな色でOK |
| 木陰中心のキャンプ | 好きな色でOK |
| デザインを優先したい | 日陰管理できるなら濃色もOK |
ただし、今回実際に比較したのは、
ホワイトとチャコール
です。
真っ黒、カーキ、ベージュなどを同じ条件で実測したわけではありません。
そのため、
「黒なら今回よりさらに何℃高くなる」
「ベージュなら白とほぼ同じ」
といったところまでは、この検証だけでは分かりません。
実測していないことまで断定しない。
みらどりクーラーボックス研究所、そこは真面目です(笑)。
クーラーボックスの色についてよくある疑問
黒いクーラーボックスは保冷力が低い?
黒や濃い色だから、クーラーボックスそのものの断熱性能が低いわけではありません。
同じモデルなら、断熱材や基本構造は同じです。
ただし、直射日光を受け続ける環境では、濃い色ほど表面温度が上がりやすく、その熱が庫内へ影響する可能性があります。
今回実測したチャコールとホワイトでは、最高気温約36℃の炎天下で明確な差が出ました。
白いクーラーボックスなら必ず保冷力が高い?
いいえ。
クーラーボックス本来の保冷力は、断熱材の種類や厚さ、構造、密閉性、保冷剤の量などに大きく左右されます。
たとえば、断熱性能の低い白いクーラーが、高性能な濃色クーラーより必ず冷えるわけではありません。
白という色は、
直射日光による熱の影響を受けにくくするプラス要素
くらいに考えるのが分かりやすいです。
キャンプなら黒やチャコールでも大丈夫?
直射日光を避けられるなら、色の優先順位はかなり下げていいと考えています。
今回の室内検証でも、中部・上部はほぼ同じ温度推移でした。
タープや木陰を利用できるなら、キャンプサイトやほかのギアに合わせて、好きな色を選んでいいでしょう。
クーラーボックスを日向に置くしかない場合は?
真夏に長時間日向へ置くことが分かっているなら、ホワイトや淡色を選ぶ意味があります。
また、色に関係なく、
- 可能なら日差しを遮る
- 熱くなった地面へ直接置かない
- フタの開閉を減らす
- 十分な量の保冷剤を使う
といった対策も大切です。
色だけに頼るのではなく、置き方や保冷剤の量まで含めて考えたほうが、クーラーボックスの性能を生かせます。
安価なクーラーボックスだと、色による差はもっと大きくなる?
その可能性はあると思います!
今回使ったHUGEL 20Lは、断熱材がしっかり入ったコスパ最強の高保冷力クーラーボックスです。
それでも直射日光下では、表面温度の差が庫内まで影響し、10℃以下を維持できる時間にも差が出ました。
となると気になるのが、
発泡スチロール系や、断熱性能の低い安価なクーラーボックスならどうなるのか?
ということ。
断熱性能が低ければ、外側で生まれた温度差が庫内へ伝わりやすくなり、今回以上に大きな差が出る可能性もあります(…というか、驚くほどの違いが出るのは容易に予測デキマス...シランケドw)。
これは、みらどりクーラーボックス研究所としてかなり気になるテーマです(笑)。
同じモデルの白と濃色が手に入れば、いずれ実測してみたいと思います…(-᷄ ᴗ -᷅ )ニヤッ。
【まとめ】釣りなら「色も性能」キャンプなら好きな色でいい!
今回は、HUGEL 20Lのホワイトとチャコールを2台用意して、クーラーボックスの色で保冷力が変わるのか実測しました。
検証日は最高気温35.7℃。
ほぼ36℃まで上がった真夏の猛暑日です。
直射日光下では、
- チャコール表面:最高70.6℃
- ホワイト表面:最高53.6℃
- 表面温度:最大17℃差
- 庫内温度:最大3.9℃差
- 下部:1時間43分差
- 中部:2時間07分差
- 上部:ホワイト日中3時間01分/チャコール0分
という結果になりました。
特に上部では、
ホワイト3時間01分に対して、チャコールは0分。
※チャコールも日没後には一時10℃以下となり、測定全体では28分間を記録しています。
一方、直射日光のない室内では、
- 中部:平均約0.24℃差
- 上部:平均約0.17℃差
と、ほぼ同じ温度推移でした。
つまり、
クーラーボックスの色は、いつでも保冷力を左右するわけではない!。
でも、真夏の直射日光を受け続ける環境では、
「ただのデザイン」ではなくなる。
真夏の釣りなど、どうしても日陰に置けないならホワイト系。
キャンプでタープや木陰へ置けるなら、
好きな色でキメればいい!
これが今回の結論です。
色の違いを調べるためにクーラーボックスを2台買い、温度センサーを6個そろえた「みらどりクーラーボックス研究所」。
どうやら無事、最初の研究成果が出ました(笑)。
最後までお付き合い頂き誠にありがとうございます!
(:D)┓ペコリンチョ
今回の検証で使用したクーラーボックスと測定機材
今回の比較で実際に使用したクーラーボックス、保冷剤、温度測定機材をまとめておきます👇