






ヴァンキッシュCEとは?エリアトラウト向けモデルなのか

そもそも、ヴァンキッシュのようなカーボンローター(炭素繊維強化樹脂「CI4+」)は、ステラやツインパワー・26セルテートHDのようなメタルローター(Mg・Alなどの金属素材)と異なり、剛性を犠牲に「軽い巻き心地」を追求するライトゲーム専用リールと言えます。
メタルローターに比べ、巻き始めの軽さや巻き続けた時の慣性が働かずアンダーどんなルアーを使用しても、リトリーブ中の違和感(巻き上げトルクの変化)を感じやすくなります。
2026年に発売される1年限定生産のヴァンキッシュCE(COMPETITION EDITION)は、そんなハイエンドテクニカルゲーム23ヴァンキッシュの「競技モデル」という位置づけとなり、さらに1000SSS~C2000番手はエリアトラウト特化型機種。
どの番手を選んでも回転トルクは大幅に軽減され、新品箱出しでも十分トーナメントに使用できるくらいのチューニングが施されているようです。
ただ、みらどりが釣りフェスで実機を回したところ…
…と感じました。
結論から言うと、23ヴァンキッシュC2000S(もしくはC2000SHG)から26ヴァンキッシュの同番手への乗り換えの場合、1,2年使い込んでアタリのついた(馴染んだ)23モデルと、箱出し新品の26CEモデルの差はカタログ表記より差が無いという事。
※26ヴァンキを使い込めば23より軽く感じるそうです。マニフェスではテスターさんの使い込んだ26ヴァンキも展示されており、ソレは明らかな違いを感じました。
理想は23ヴァンキC2000系から、26ヴァンキCEの新番手1000SSSへの乗り換えとなります(体感で誰でもわかるくらいの差がありました!)。
それは何が原因なのか…順を追ってご説明したいと思います。
ヴァンキッシュCEの基本スペック
最初にヴァンキッシュCEの基本スペック、主に23ヴァンキッシュとの変更点を洗い出します。
ざっくり書き出すと、下記の5点に絞られます。
- リール内部のベアリング1点をグリスからオイルに変更
- ハンドル軸部の防水シールを非採用
- 23ヴァンキッシュとカラー変更
- プライスUP…(約5000円)
- 23になかった1000SSS(ハンドル1回転64cm)
…以上となります。
はい、なかなか渋い違いですね💦。
ただし、個人的にはメリットもデメリットもあると思いますので、このわずかな違いを加味しつつヴァンキッシュCEの魅力に迫っていきたいと思います!
ベースとなる23ヴァンキッシュの詳細はコチラのページをご参照下さい⇓
みらどり 2022年フラッグシップモデルにも関わらず、爆発的な販売数を叩き出したシマノ22ステラ。需要と供給のバランスが恐ろしくかけ離れてしまった為か、初期不良が多かった歴史的なモデルとなりました💦。個体差が激しく、良くも悪[…]
みらどり 22ステラと23ヴァンキッシュを1年以上使い込んできたので、ついでに24ツインパワーも含めて各モデルの違いを検証してみました♪ わんだまん 22ステラと23ヴァンキッシュについては分かるけど、ついでの24ツインパワ[…]
2026年限定生産の理由を憶測
と、本題に入る前に少々ゴシップネタ(噂話)をぶっこみます(笑)
正直、2026年に22ステラがモデルチェンジしなかった(近年ステラ・イグジストは4年ペース)のが最大の要因だと憶測しています。
それに伴い、22ステラが記録的な大ヒットとなったのに比べ、翌年モデルチェンジした23ヴァンキッシュがそれほどでもなかった…のも影響しているのではないでしょうか?
またモデルチェンジを1年見送るとその年の目玉商品が無くなってしまうため、多少コストが掛かっても既存の23ヴァンキッシュをブラッシュアップして数量限定(1年間のみ)で発売したのだと勝手に想像しております♪
これによりおそらく来年は27ステラ、再来年に28ヴァンキッシュとなる為、2026限定の26ヴァンキッシュCEで、
…というのが素人の邪推となります。
まぁどうでも良い噂話ですケド(笑)。
なぜエリアトラウトで注目されているのか
ちなみに、エリアトラウト界隈でもなにかと話題のヴァンキッシュCE(賛否両論)。
モデルチェンジやマイナーチェンジの発表の度に、廃盤になる旧モデル(22ステラの時にも18ステラ推しが見受けられました)やノーマルモデルが買いだ!との記事も散見されます。
ご多分に漏れず、今回の26ヴァンキッシュCEも、
エリアトラウトでヴァンキッシュCEを使うメリット

もともと巻きの軽さに定評のあった23ヴァンキッシュ。
そこからさらに同番手で最大25%も回転トルクを低減(≒巻きが軽くなる)しています。
繊細なアタリを掛けに行くエリアトラウトにおいて、巻きの軽いリールを使うことは釣果に直結する重要なファクターです。
これまでは競技志向の強い方ほど自分でリールをカスタムして手に入れていた武器(回転の軽さ)でしたが、ヴァンキCEならどなたでも既製品で体感できるのが最大のメリットと言えるのではないでしょうか。
圧倒的な軽さによる操作性向上
ベアリング1つと防水シールを無くしただけなので、ボディ本体の軽さは競合の「エアリティSF ST」には及びませんが、ヴァンキッシュはシマノリールの最軽量モデル。
巻感度が高く違和感(前アタリ)を感じ取りやすい
エリアトラウトで巻きが軽くなると、わずかな水流抵抗の変化(ルアーの挙動把握)を感じる事が可能になったり、今まで感じられなかった違和感(スプーンの後ろに魚がついた?等)がわかるようになります。
もちろん、それらはあくまで釣りをする上で情報量が増える…という事なので、イコール即釣果に結びつくわけではありません。
その情報を元に、ルアーローテーションであったりトラウトが針に触れる前の違和感を感じ、その後にくるであろうアタリに備えたり…戦略の幅が広がると言うメリットがあります。
巻感度の高いリールを使うと、これまで魚がいるのか不安になるくらいの渋い状況でも、指先に集中してハンドル巻くだけでわずかな違和感が感じられるようになるという事。
その違和感で合わせて乗ったときの、
小型スプーン・プラグとの相性
この巻感度、1g前後の小型軽量スプーンでも、3g前後の巻き抵抗のあるクランク等でもとても重要になります。
釣りフェス2026でも、無負荷時比較展示と、テンションの掛かった状態の比較体験コーナーもあり、負荷の掛かった比較展示の方が空巻きよりも体感しやすかったのを覚えています。
また、ルアーの巻き上げスピードも、
- デッドスロー(3秒あたり1回転)では、25%軽くなる
- スロー(1秒あたり1回転)では、30%軽くなる
- 高速回転(ルアー回収時)では、40%軽くなる
…と記載(測定は無負荷時)されており、どのようなルアー・レンジでも巻きの軽さを活かせます。
まぁこのあたりは、どんなに文字に起こしても、
ヴァンキッシュCEのデメリット・注意点

デメリットと言うと語弊がありますが、
価格が高めで23ヴァンキより単価UP
世間は未曾有の物価高…
シマノさんも値上げせずにはやっていけないのでしょう。
2026年シマノ総合カタログを見ても、既存品も軒並み値上げされてますし…新製品の価格が上がり続けるのも致し方なし!
だがしかし!
みらどりの給料がここ数年ビタ止まりなのは納得いかないぞ〜!!誰か助けて〜w!!!
…という事で、5000円UPをデメリットとさせて頂きました💦
社外ハンドル・ベアリング交換前提だとメリットゼロ

どなたかのブログでも拝見しましたが、防水シール非採用はリール本体ではなく純正ハンドル側にある為、社外ハンドルに交換している23ヴァンキをご使用中の方や、26ヴァンキCEを社外ハンドル変更予定の方は23ヴァンキッシュと変化無し。
さらに、23ヴァンキ本体内部のベアリング1つを交換していない(する予定がない)方も、1、2年使い込んでいると適度にグリスが馴染んで(飛んで?)オイルベアリングとの差を感じる事もないと思います。
…つまり、みらどりのように使用済み23ヴァンキ1000SSSPGから、26ヴァンキ1000CE SSSPGへの買い替えは…体感できる程の違いは無い!という事になります。
同じように、使用済み23ヴァンキ2000番手から26ヴァンキCE 2000番手への乗り換えも…違いを感じられないと思います。
だがしかし、23ヴァンキ2000番手から26ヴァンキCE 1000番手への乗り換えなら、確実に違いは感じられるのでデメリットとは言えないかもしれません。
あ、23ヴァンキをお持ちでない方や、社外ハンドルに交換する予定がない場合はデメリットはゼロなのでご安心下さい♬
市販品購入で、即日トーナメントに出場可能※なリールが手に入ります!
※出場はどんなリールでも可能ですけど(笑)
競技モデルは耐久性とトレードオフ
ここからが本題ですw。
今回の26ヴァンキッシュCE、競技志向に特化させたリールという事で確実に耐久性は落ちます。
ご自身でカスタムする方は自己責任で頻繁にメンテナンスしますが、どのような使い方をされるかわからない市販品ではその点に注意が必要です。
一般的にはリールを購入したらオーバーホールに1度も出さずに買い替え…する方が大多数だと思います。
メーカー側もそれを考慮し、頻繁にメンテナンスしなくても良い粘度の高い潤滑剤を使用し対応。
特にリールを分解しなければさせないような箇所は、巻き心地が多少重くなってもグリスを厚めに施したり、グリス入のベアリングで防錆を優先するのです。
しかし26ヴァンキCEは、耐久性を削って巻きの軽さを優先しています。
エリアトラウトに限って言うと、淡水使用が前提なのでそこまで防水性は気になりませんし、ピニオンギア上部のベアリングもローターの隙間から海水や砂を防ぐ役割も兼ねていますがそこまで神経質にならなくて良さそうです。
定期的なメンテナンスは必須
ただし高負荷の掛かる箇所なので、最低でも1、2年に一度(メーカー推奨は半年〜1年に1度です)はオーバーホールでオイルを注油した方が良いとも言えます。
特に不具合(症状)がなく、パーツ交換無しのオーバーホールなら、4000円程度でプロスタッフが分解洗浄グリスアップまで行ってくれます。
1、2万円のリールなら4000円は割高ですが、定価約7万円のリールですから…年に1度はいたわってあげてはいかがでしょうか?
これをデメリットと取るか、メリットと取るかは人それぞれですね。
エリアトラウトにおすすめのヴァンキッシュCE番手選び
大物狙いか、数釣りか、エンジョイ勢か、トーナメント志向かによっても最適な番手は異なります。
ギア比、スプール経、糸巻き量、自重、最大巻上長などなど…釣り人の数だけ答えがあるのかもしれません。
従来通りのセオリー通りだと、エリアトラウトの人気番手はC2000番系が圧倒的支持を得ています。
しかしヴァンキッシュCEに限ると、あながちそうとも言い切れません♬
エリアトラウトに使われる1000SSSPG、1000SSS、2000S、2000SHGの4番手からご紹介いたします。
C2000S|エリアトラウト王道番手?
エリアトラウトのリールと言ったら、50%以上はC2000Sになるのではないでしょうか(釣具屋店長曰く)?
そう言っても過言ではないエリアトラウト王道番手。
ちなみに、そこそこトラウトをやってる方は2、3タックル釣り場に持ち込む事になると思いますが、ギア比(最大糸巻長)がバラバラだとタックル交換した際ペースが崩れる事も。
その日、その時間帯で釣れる感覚(リトリーブスピード)が見つかった際、タックルを変えたら(ギア比の違う)釣れなくなった…という経験はありませんか?
ノーマルギア派・ハイギア派などに別れますが、どちらかに統一する事の方が重要だと何かの雑誌の検証記事で読んだ事があります。
今お持ちのリールがC2000Sで、使用感を変えたくなければ26ヴァンキッシュもC2000Sにする選択もアリだと思います。
C2000SHG|人気(販売数)を2分する番手
こちらはハンドル1回転の最大糸巻長が長くなるHG(ハイギア)モデルのC2000SHG。
エリアトラウトでの売れ方としては、45%程度がC2000SHGとおっしゃる店長がいました💦。
ギア比が高くなりラインを早く巻き取れるようになると、ギア付き自転車同様に巻き上げるトルクは弱くなります。
まり良型トラウトが掛かった際、ノーマルギアより巻き上げが苦しい、巻く力が弱いのがHGモデルの特徴です。
その分、ルアー回収が早くなり手返しが増えるので、ハイペースで魚の居る場所を探したい、叩きたい場合に有効となります。
デメリットは、リールに負荷が掛かった際にトルクが無いのを無理して巻くためパワーギアに比べギアの耐久性に劣る(ゴロツキが出るのが若干早くなる)ようです。
1000SSS|ヴァンキッシュCEの大本命!♪

ここまでは通常の番手比較となりますが、あえて独断と偏見で断言させてもらうと、
1000SSSPG|ローギアマニア必見?!

最後にご紹介するのは26ヴァンキッシュCE 1000SSSPGです。
従来は1000SSSPGはアジングで使われる方の多いニッチな番手です。
私はあえて22ステラから1000SSSPGをエリアトラウトで使い始め、トラウトタックルはすべて1000番台のPGで揃えています♪
特に人気のある番手ではありませんが、自宅でリールを巻いてお酒が飲めるみらどりは、PG独特の浮遊感のあるようなヌルヌルの巻き心地に惹かれてPG派であることを宣言します(笑)
巻き上げスピードは遅いですが、トラウトはデッドスローの釣りが多いので私の巻き感にあっているのと、ギアの寿命が若干長いと感じているのが選ぶ理由。
今回は「違いを感じにくい」同番手の買い替えとなりますが、限定モデル・限定カラーに惹かれてしまったので問題なし♪
これでまたしばらくは旨い酒が飲めると思うと発売が楽しみでなりません❤
番手選びで失敗しないポイント
シマノ最軽量モデルのフラッグシップ。
買い足しならどの番手を選んでも失敗はしないと思いますが、あえて同番手の買い替えだけは注意が必要だと考えます。
せっかく高い買い物をしたのに、手持ちの23ヴァンキとの違いがあまりないと勿体ない💦。
28ヴァンキッシュまでのツナギと言われても仕方のない26ヴァンキッシュ。
あえて失敗しない番手を問われたら、26ヴァンキッシュCE 1000SSSがエリアトラウトに最適・最強な番手だと答えます♬
小口径スプールは悪なのか?
エリアトラウトのエキスパートな方々に言わせると、1000SSSの小口径スプールがネックだという声も上がっているようです。
個人的には2022年からエリアトラウトで1000番スプールを使い倒してきたので、考えられるデメリットは特に感じられなかったというのが本心です。
スプールが大きければ飛距離が伸びる…のは投げ釣りリールを見れば明らかでど正論ですが、C2000番とのスプール経の差はわずか3mm(ストロークは同じ)。
スプールが回転するベイトリールの3mmの違いは大きいと思いますが、ラインがフリーで放出されるスピニングリールの3mmは…私に違いがわかる感性はもちあわせていないようです💦。
糸グセについても、細っそいラインを巻くエリアトラウトリールに限っては、PEでもフロロでもエステルでも気になるほどではありませんでしたよ。
【結論】ヴァンキッシュCEをエリアトラウトで買うなら…1000SSSにキマリ!?






はい、まとめま〜すw。
マイナーチェンジの追加モデル感漂う26ヴァンキッシュCEですが、繋ぎ売りでもシマノ最軽量のフラッグシップモデル!
2年ちょっと使い続けている23ヴァンキッシュ使いのみらどり的には、今までにはなかった番手、
…と、結論付けたいと思います♬
グダグタと乱筆乱文、最後までお付き合いくださりありがとうございました!
(:D)┓ペコリンチョ

