【23ヴァンキッシュ】買ってはイケない番手とは?!22ステラとの違いとおすすめ機種徹底検証

23ヴァンキッシュ画像
 
みらどり
2022年フラッグシップモデルにも関わらず、爆発的な販売数を叩き出したシマノ22ステラ。需要と供給のバランスが恐ろしくかけ離れてしまった為か、初期不良が多かった歴史的なモデルとなりました💦。個体差が激しく、良くも悪くも多様なインプレが飛び交い、未だに購入を検討されている方もいらっしゃる事でしょう…。
わんだまん
22ステラの不具合はただの噂話じゃなく、リアルに酷い個体が相当数混じってたから余計浸透していったみたいだね?!
みらどり
(´ー`)ウンウン…。そんな噂の22ステラの翌年に新発売される23ヴァンキッシュ。機能面では22ステラの目玉であった超密巻きを含めたインフィニティ・エボリューションを全て踏襲。どちらが上という事はなく、フルメタルで高剛性を追求したステラと、カーボンボディで軽さを求めたヴァンキッシュというコンセプトの違いとなります。
わんだまん
(-᷄ ᴗ -᷅    )ニヤッ…22ステラの不具合まで踏襲してなければいいけど笑。
みらどり
ウマいこと言って…(ー”ー;)。安心して下さい、23ヴァンキッシュは22ステラほど売れないと思うから(みらどり予測)初期不良も少ないと思うよ💦。表題の買ってはイケない番手にも関わってくるんだけど、軽さを求めると剛性が落ちます。つまり、ヴァンキッシュが得意とするのは小型番手。全ての番手が満遍なく売れた22ステラより需要が少ないとすれば、供給不足で慌てて作る事もないからね…。
わんだまん
まぁ、22ステラでシマノさんも勉強しただろうしね笑。なんか、冒頭の吹き出しから文字数が多いね…。今回も長そうだから、さっさと本題はじめちゃって〜。
みらどり
あ、はい(¯―¯٥)モウスワッテルシ。

23ヴァンキッシュ新発売

23ヴァンキッシュ1000sspg
23ヴァンキッシュ1000SSPG画像(釣りフェスティバル2023にて撮影)。

シマノスピニングリールの最上位機種であるステラと双璧をなすヴァンキッシュ。

フルメタルのステラに比べ、軽量カーボン素材CI4+(シーアイフォープラス)をローターに使用したシマノスピニングリール最軽量モデル。

本体価格こそステラが上ですが、位置付けとしてはどちらもシマノ最高峰スピニングリールである事に変わりありません。

22ステラで基本構造が大幅に進化しましたが、その無限の進化(インフィニティ・エボリューション)を全て踏襲したのが23ヴァンキッシュとなります♪

詳しくは後述しますが、22ステラとの違いはズバリ「ローターとフタ組(ボディカバー)」がCI4+(軽量カーボン素材)というだけ!

もちろんデザインの違いはありますが、その他の内部構造は全て22ステラと同じだそうです(開発スタッフ談)♪

まさに、

ステラのライトウェイトチューンモデル!

…と言っても過言ではない、最先端のレーシングスペックに仕上がっていました♬

車に例えると

カーボンモノコックボディのマクラーレン・カー
引用元:マクラーレン公式HPより。カーボンモノコックボディ採用の765LT(新車4450万円)

カーマニアからは突っ込みを入れられそうですが、自動車で例えるならステラは重厚感漂う乗り心地と剛性の高い「メルセデス・ベンツ」

対してヴァンキッシュは、カーボンモノコックボディのスーパーカー「マクラーレン・カー」と言ったところでしょうか笑?

エンジンはステラ、ボディをカーボンで軽量化したライトウェイトスポーツカー

…と言った所でしょうか♪

どちらも「みらどり」には一生買えない超高級車ですが、釣具の世界ではちょっとガンバれば最上位機種の23ヴァンキッシュに手が届いてしまいます♬

いや、ステラやヴァンキッシュの購入価格では、高級車のハンドル1つ買えませんね笑。

ベールアームの感覚

またヴァンキッシュのベールアームを返した時の感覚は、ローターが金属であるステラのようなカッチリ感はありません。

CI4+(軽量カーボン素材)ローターのベールアームの感触を、

おもちゃのようだ

…と、揶揄するのを聞いたことがありますが、ステラと比べたらそう感じるのも分からなくもありません💦。

ポルシェのドアを閉めた時のような剛性の高さを感じさせる、

カキンッ!

…という感触は、ステラならではの所有欲を満たしてくれます♬

いや、ポルシェのドアを閉めた事ないんですケドね笑。

22ステラとのコンセプトの違い

23ヴァンキッシュのローターとフタ
23ヴァンキッシュはローターとフタがCI4+という軽量カーボン素材。22ステラを軽量化しているので、ローターがたわむほどの大型魚とのやり取りは苦手と言えるでしょう。

ボディ、ローター、ドラグノブに至るまでメタル素材を採用し、究極の剛性・巻き心地を追求したステラ。

それに対して可能な限り剛性を確保し、極限までの軽量化を施したのがクイックレスポンスシリーズのヴァンキッシュ。

軽量化の為、軽い巻き心地に直接影響を及ぼすローターをCI4+という軽量カーボン素材にしたのがヴァンキッシュです♪

そのコンセプトの違いにより、どちらが自分の釣りにマッチするかは人それぞれ。

小型番手から中型番手まで高い剛性でオールマイティなステラと、どちらかと言えば軽さを生かせる小型番手を得意とするヴァンキッシュ。

どちらを選ぶかはあなた次第ですが、

軽さは感度!

1g前後のルアーを操るアジングエリアトラウト、ノーシンカーなどのライトリグを使用するブラックバスはヴァンキッシュにアドバンテージ(優位性)があると思います♪

インフィニティ・エボリューション踏襲

23ヴァンキッシュ写真
軽量化以外はまんま22ステラの23ヴァンキッシュ。デザインは好みが分かれますが、あえて金属感をアピールしたスプールは「みらどり」的にはアリだと思います♪

「みらどり」予測では超密巻きはステラだけ…と考えておりましたが、フタをあけるとしっかりヴァンキッシュにも受け継がれていました!

賛否両論色々なインプレが見受けられますが、22ステラを愛用中の「みらどり」でも、23ヴァンキッシュは…

買いです(▭-▭)✧

実釣でのトラブル

22ステラの目玉であったインフィニティループ(超密巻き)は、PEとリーダーの結束が大きくなると糸絡みトラブルが発生しましたが、ヴァンキッシュが得意とする小型番手では皆無。

しかし、22ステラ4000Mではキャストした瞬間の糸の出が良すぎる為か、インノット(PEとリーダーの結び目がガイドの中にある状態)だと数回ライントラブルが発生しました。

現状、結び目をトップガイドの外に出す事で解決済みですが、インフィニティループによりライン放出抵抗大幅低減による副作用だと考えれば悪いことではないと思います。

ただ、22ステラ1000SSPGではインノットでも、

トラブルゼロ(・ᴗ・)وヨシ!

PE(0.2号)とリーダー(0.8号)が細いので、キャスト時のガイド絡みトラブルもなく気持ちよくスムーズなライン放出を楽しめました♪

キャストするアングラーのテクニックに依存する所かもしれませんが、世間で騒がれているほどのトラブルは考え難いと思いますがいかがでしょうか?

おすすめの番手

23ヴァンキッシュフロント画像
23ヴァンキッシュを前から撮影。19ヴァンキッシュと異なり、メタルチックなデザインとなりました。

ある程度剛性はキープしたまま軽量化を施してはありますが、メタルとカーボンの素材特性上の差は埋まりません。

カメラと同じような精密機器の部類と言われるほど、とても精巧に作り込まれたシマノ最高峰スピニングリール。

ネジ穴一本切るにも、カーボンと金属では精度に差(100分の1mmと1000分の1mm)が生じると聞いた事があります。

リールの寿命を考えても、ヴァンキッシュのような軽量モデルはドラグを締めて高負荷のリトリーブには適さないと考えます…。

おすすめ番手を考慮する際、素材特性からくる剛性不足が最大のネックとなるでしょう。

剛性を必要としない番手

ドラグを締めたら即ラインブレイクするような極細ライン(ライン強度が低い)で釣りをするなら、リールの剛性はそれほど重要ではありません。

どんなに剛性の低いカーボン素材でも、たかが4ポンド(約2kg)程度の負荷でグニャグニャたわんだりしないのがその理由です。

60cm以上の大型トラウトとのファイトでも、ライン強度が4lb以内(ドラグ設定が1kg程度)ならそれ以上の負荷はリール本体には掛かりません。

ライトラインの使用を前提とした小型番手で、CI4+カーボンローターをたわませるほど力が掛かる事は考え難いですからね。

つまり、23ヴァンキッシュおすすめの番手は1000番、C2000番、C2500番、2500番までのライトクラスと考えます♪

軽さは感度だ!

また、1g前後のライトリグを操るアジングやエリアトラウトでは、アタリを感じる感度が重要になってくるので軽さが武器になります。

逆に、20~40gのルアーをキャストするソルト用の中型番手は、タックル重量を軽くする事でキャスト時の疲労軽減には繋がりますが、感度の違いは感じ難いでしょう。

その点からも、メリットを最大限生かせ、剛性不足のデメリットも関係ない小型番手が狙い目だと考えます。

●重いより軽い方が振動は伝わりやすい

リールだけでなく、竿を含めたタックルの総重量は軽ければ軽いほど優位性があると言える。

タックルの感度についてはこちらの記事をご参照下さい👇

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ロッドバランスと負荷

苦手な番手

22ステラ1000SSPGと4000M
22ステラ1000SSPGと4000M。ステラが威力を発揮するのは高負荷を掛けてゴリゴリ巻いてもヘタらないC3000、4000、C5000の中型番手です♪

1.2号以上のPEラインをリールに巻く時、それなりの負荷を掛けて巻くと思います。

その時、安価なリールと高額なリールの違いが明確に現れるのがボディのたわみ加減と、巻き心地…。

ボディ・ローターどちらの剛性も低い安価なリールは、ぐにゃぐにゃとリール全体がゆがむ為、力が逃げているのが目で見てわかります。

この状態は内部のギアにも負担を掛けるので、当然寿命も短いのが特徴です。

安価なリール(高強度樹脂)より圧倒的に剛性の高いCI4+ですが、金属と比べると明確に違いがあらわれます。

つまり、3000番以上の中番手は23ヴァンキッシュが苦手とする所…。

高負荷でも軽く巻くには

その点フルメタルボディ(AL・Mg)のステラは、

カチカチ“ᕕ( ᐛ )ᕗ,,

…です笑。

ハンドルを巻く力が逃げることなく、ダイレクトにローターを回せるので高負荷でも楽に巻き取れます。

当然、ドラグの効きにも影響するので、魚の急な突っ込みにもスムーズに対応、ラインブレイクを軽減するのがフルメタルのメリットです。

23ヴァンキッシュはボディ(リールフット側)こそメタル(Mg)ですが、ローターは軽量カーボンCI4+

ボディ・ローター共に金属の22ステラと比べると、若干巻きが重くなるのは否めません。

多少の出費はかさみますが(約2万円)、ステラを選ぶほうが賢明だと考えます!

22ステラの記事はコチラ👇

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シマノ 22ステライメージ画像

買ってはイケない…わけではないが

シマノさんはしっかり中型番手までラインナップされていますが、高負荷を掛ける釣りにヴァンキッシュがベストかと言われると、正直回答に迷います…(みらどりの主観です)。

しかし、一日に1000回以上キャストを繰り返すルアーフィッシングにおいて、22ステラと23ヴァンキッシュの自重の差は明らかに疲労感にあらわれてきます。

リールの寿命さえ気にしなければ、ラインナップにある23ヴァンキッシュC5000番もアリだと思います。

また、PE1号以下のシーバスフィッシングなら、それほどリールに負荷も掛からないので23ヴァンキッシュC3000あたりがベストチョイスになるかもしれません。

しかし、高価なタックルは10年使いたい「みらどり」は…

中型番手は遠慮します┃•́ )ジー

シーバス・フラットフィッシュ・ショアジギなどのソルトルアーに使う中型番手におすすめなのは、22ステラと言わざるをえません♬。

釣りフェスティバル2023でのインプレ

釣りフェスティバル2023
釣りフェスティバル2023の展示会場風景。

2023年1月20日から開催された、釣りフェスティバル2023 in Yokohama。

コロナ禍により、3年ぶりのリアル開催となりました!

毎年行っていたワケではありませんが、久々の開催という事で丸一日お邪魔してきました♬

各メーカーさんのブースには、営業スタッフに混じってテスターさんや製品開発に携わっている技術職のスタッフなど、普段聞けない裏情報をゲットできるチャンス!。

今回は、発売前の23ヴァンキッシュを手にした「みらどり」のファーストインプレッションをご紹介致します。

あくまで素人の主観ですが、ナニカのご参考になれば幸いです♪

見た目

23ヴァンキッシュマグナムライトローター
23ヴァンキッシュの目玉、マグナムライトローター。静と動、動から静への初動時に軽くダイレクトな操作感はまさにオンリーワン!

見た目は人それぞれの好みに分かれる所ですね。

どちらかと言えば19ヴァンキッシュのようなカーボンをイメージしたチープな塗装ではなく、ステラのようなメタリックで高級感のあるデザインだと感じました。

スタッフ曰く、どんなデザインやカラーにしても、

カッコいいじゃん( ᐛ )و

…という感想と、

なんかイマイチ( `o´)

…と言う人が居るそうです笑。

持ち軽さ

23ヴァンキッシュ軽さイメージ
引用元:シマノ公式HP 23ヴァンキッシュ特設ページより

スペック上は19ヴァンキッシュと比べ、ほとんどの番手で同じ自重(5g軽量化したのは1000SSPGとC2500SXG、逆に5g重くなったのが4000XG)となりました。

その理由は、ほぼ22ステラと同じ内部構造にした為、

19ヴァンキッシュよりパーツ点数が多くなってしまった

…からだそうです。

そのままだと19ヴァンキッシュより重くなってしまうので、さらなる軽量化に着手し企業努力でほぼ同重量まで軽量化出来た…というお話でした。

それでも22ステラと比べれば20〜40グラムの違いがあるので、

軽い꒰ঌ‪‪𓏸𓈒( *´꒳`*)‪𓈒𓏸໒꒱

…と、感じるのではないでしょうか?

プラセボ効果?!

「みらどり」的には、22ステラ1000SSPGと比べて超軽く感じたのですが…。

展示会場で手にした瞬間、とても軽く感じるのはプラセボ効果(偽薬効果※)でしょうか笑?!
※効果の無い薬を飲んでも、思い込みで病気が改善する。ヴァンキッシュ=最軽量と思い込んで持つので、軽く感じる事のたとえ。

数字上は間違いなく最軽量のスピニングリールなので、違いが分からなかったとしても、

凄く軽かった( -᷄ ᴗ -᷅ )

…と、通ぶった感想を残しておきましょう笑♪

巻き心地

至高のマグナムライトローター
マグナムライトローターの頂点!22ステラと比較して28%低慣性※(※22STELLA(2500S)と23Vanquish(2500S)を比較した値)

22ステラのような、重厚感のある巻心地ではありませんでした。

何度も言いますが、

軽さは感度!

…なので、手に伝わる振動は22ステラよりは多くなるハズです。

ただし、硬さも感度に直結する為、フルメタルでは無い23ヴァンキッシュの巻き心地は決して悪いモノではありません♪。

あくまでも22ステラと比較した場合の感想です💦。

また、釣りフェスティバルの展示サンプルは、大勢の人がリールを回して「ナジミ」が出ている事を考慮しても、フラッグシップに値する巻き心地の良さはあると思います!

巻の軽さの違い

ヴァンキッシュのウリである軽いクイックな巻き心地は健在です♪

静から動、動から静へ初動の軽さ

これを追求したのがヴァンキッシュとなります。

しかし巻き続けた時にもローターの慣性が働かないので、それ以上軽く巻けないのが特徴です。

一方、巻き始めは少し重くても、

巻き続けると慣性が働き軽くなる

…のが、ステラの巻き軽さの正体です。

感度重視のデッドスロー巻きや、巻いて止める、止めて巻くを繰り返す釣りならヴァンキッシュの初動の軽さ。

ロングキャストしてひたすらリールを巻き続けるような、巻き続ける釣りにはステラの巻き軽さが必要とされます。

ぜひ一度ご自身の手で体感して欲しいと思います♪

半プラ問題

釣りフェスティバルの会場で、シマノリール開発スタッフとリモートで直接対話が出来るようになっていたので、半プラ問題について伺ってみました。

20ツインパーで囁かれた、ステラとの決定的な違いが半プラです(ほぼステラの20ツインパワーですが、ボディ・ローターがメタルでも、ボディフタだけCI4+というカーボン素材だった件)。

23ヴァンキッシュはローターもCI4+ですが、正直ボディフタの素材がそこまでリールの剛性に関わってくるのですか…?と質問してみました。

すると、画面の向こうのスタッフは、

私個人の意見としては、それほど変わらないと思います…。
4000番でマグロでも掛ければ違いも現れると思いますケド。

…との回答でした。

メーカーの回答では無いと前置きした上で、正直な感想をお伺い致しました(ありがとうございました)!

23ヴァンキッシュのローターも、小型番手ならCI4+がたわむほどの力が掛からないので問題なし!

と、自分を納得させる事が出来ました♬

初期不良・トラブルの可能性

ちなみに22ステラの一件で、初期ロットを嫌う人がいるのも事実。

そこで、展示ブースに居たシマノスタッフに直接聞いてみました!

結論から言うと、

ヴァンキッシュ「は」大丈夫です!

…との事でした?!

…(・・。)ん?

ヴァンキッシュ「は」って笑!!

まぁ、発売されるまではわかりませんが、23ヴァンキッシュ「は」大丈夫だそうです♬

22ステラの初期不良についてはコチラをご参照下さい👇

関連記事

※本ページはプロモーションが含まれています ※こちらの記事の内容はあくまで個人の感想です。不良率などは店員さんとの雑談で得た情報を元に予測しているので、事実とは異なる事を想定してお読み下さいませm(_ _)m。  […]

22ステラ1000SSPGと4000M

購入後のインプレ

23ヴァンキッシュインプレ画像

2023年4月にヴァンキッシュ1000SSPGを購入し、半年感トラウトで使用しました。

2023年12月現在、ようやく約半年23ヴァンキッシュをエリアトラウトで使い込んだので率直な感想を追記します。

すでに22ステラ1000SSPGは使い込んでいますので、その違いを簡潔に述べると…

1g以下の巻き感は別格!

…に尽きます!

1.5g以上のルアーを巻いているときにはステラとの差はそれほど感じませんでしたが、軽く抵抗の少ないルアーを巻いている時の感度はヴァンキッシュならでは!

強いて言えば、ステラの機能性と軽量マグナムライトローターの採用で、

巻き抵抗の変化

…を感じる事が可能になったのが23ヴァンキッシュなのだと思います。

どうしてもステラと比較されてしまう(下に見られる)ヴァンキッシュですが、剛性の必要ないドラグゆるゆるのエリアトラウトにおいて、ステラより上のシチュエーションがあるのは間違いありません♪

巻きはじめが軽く、巻き続けても慣性が働き難いのでピタッと止まる。

こんな使い方をする釣りモノなら、ステラより安価なヴァンキッシュの方が優れている!と言い切れます。

23ヴァンキッシュ発売日は

カタログ上では2023年の3月を予定しておりましたが(1000のみ4月)、まさかの4月と5月に発売延期!!

すでに19ヴァンキッシュを売りに出して、手元にリールが無い状態なので1ヶ月釣りに行けなくなりました💦。

シマノ公式HPではこのような発表がおこなわれました👇

ヴァンキッシュ 発売延期のお知らせ

日頃はシマノ製品をご高配賜り誠にありがとうございます。
この度、2023年 3月から発売を予定しておりました「ヴァンキッシュ」につきまして、各品番の発売月が延期となりましたのでお知らせします。

変更内容

▼対象品番

C2500S、2500S、C3000SDH、C3000SDHHG、3000MHG、4000MHG

変更前)2023年 3月発売予定

変更後)2023年 4月発売予定

▼対象品番

C2000S、C2000SHG、2500SHG、C3000MHG、C3000XG、4000XG、C5000XG

変更前)2023年 3月発売予定
変更後)2023年 5月発売予定

▼対象品番

1000SSSPG、C2500SXG

変更前)2023年 4月発売予定
変更後)2023年 5月発売予定

大変ご迷惑をおかけしますことを謹んでお詫びいたします。

今後とも弊社製品をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

株式会社シマノ公式HPより
(;-ω-)ウーン

…という事で、インプレも5月移行になりそうです💦

基本スペック

23ヴァンキッシュラインナップ
引用元:シマノ公式HP 23ヴァンキッシュ特設ページより

基本的には22ステラに搭載された基本スペックは全て踏襲されています。

インフィニティループ・インフィニティクロス・インフィニティドライブというインフィニティ・エボリューション。

さらに、アンチツイストフィン・DURAクロス・新形状ARCスプールまで、22ステラの中核をなす基本スペックは全て搭載のフラッグシップモデルです!

コスパ最強

ちなみに、22ステラとの価格差はおおよそ2万円前後。

つまり、22ステラの軽量チューニングモデルである23ヴァンキッシュが、実勢価格税抜き5万円前後で手に入るという事になります。

中番手では剛性不足が懸念されますが、小型番手ならその心配もございません♪

22ステラで話題の超密巻きを体感するなら、23ヴァンキッシュはコスパに優れていると言えるのでは無いでしょうか?

品番スプール寸法
(径mm/
ストロークmm)
ローター
サイズ
(材質)
ボディ
サイズ
(材質)
ギア比実用ドラグ力最大ドラグ力
(kg)
自重
(g)
ナイロン糸巻量(lb-m)フロロ糸巻量(lb-m)PE糸巻量(号-m)最大巻上長
(cm/ハンドル
1回転)
ハンドル

(mm)
ハンドル
ノブ
ベアリング数
BB/ローラー
本体
価格
(円)
商品
コード
1000SSSPG40/13.5#1000
(CI4+)
#1000
(Mg)
4.6231402-100, 3-602-80, 3-550.3-120, 0.4-905835I型11/165,300045225*
C2000S43/13.5#C2500
(CI4+)
#1000
(Mg)
5.1231453-125,4-100,5-753-110,4-85,5-650.6-150,0.8-110,1-806940I型11/165,300045232*
C2000SHG43/13.5#C2500
(CI4+)
#1000
(Mg)
6231453-125,4-100,5-753-110,4-85,5-650.6-150,0.8-110,1-808145パドル型11/165,300045249*
C2500S44/13.5#C2500
(CI4+)
#1000
(Mg)
5.1231505-110,6-95,8-704-130,5-100,6-800.6-200,0.8-150,1-1207045パドル型11/165,300045256*
C2500SXG44/13.5#C2500
(CI4+)
#1000
(Mg)
6.3231505-110,6-95,8-704-130,5-100,6-800.6-200,0.8-150,1-1208745パドル型11/165,300045263*
2500S47/17#2500
(CI4+)
#2500
(Mg)
5.12.541655-110,6-95,8-704-130,5-100,6-800.6-200,0.8-150,1-1207550パドル型11/166,400045270*
2500SHG47/17#2500
(CI4+)
#2500
(Mg)
5.82.541655-110,6-95,8-704-130,5-100,6-800.6-200,0.8-150,1-1208655パドル型11/166,400045287*
C3000SDH47/17#2500
(CI4+)
#2500
(Mg)
5.13.591755-110,6-95,8-704-130,5-100,6-800.6-200,0.8-150,1-1207545パドル型13/167,500045294*
C3000SDHHG47/17#2500
(CI4+)
#2500
(Mg)
5.83.591755-110,6-95,8-704-130,5-100,6-800.6-200,0.8-150,1-1208645パドル型13/167,500045300*
C3000MHG47/17#2500
(CI4+)
#2500
(Mg)
5.83.591708-130,10-110,12-858-110,10-90,12-801-190,1.2-150,1.5-1208655T型 S11/166,400045317*
C3000XG47/17#2500
(CI4+)
#2500
(Mg)
6.43.59170ナイロン(号-m)2.5-180,3-150,4-100フロロ(号-m)2.5-160,3-130,4-1001-400,1.5-270,2-2009455T型 S11/166,400045324*
3000MHG47/17#2500
(CI4+)
#4000
(Mg)
5.73.591858-130,10-110,12-858-110,10-90,12-801-190,1.2-150,1.5-1208455T型 S11/167,500045331*
4000MHG52/19#4000
(CI4+)
#4000
(Mg)
5.7611205ナイロン(号-m)2.5-160,3-120,4-90フロロ(号-m)3-110,4-90,5-651.2-250,1.5-200,2-1509355T型 S11/167,500045348*
4000XG52/19#4000
(CI4+)
#4000
(Mg)
6.2611205ナイロン(号-m)3.5-170,4-150,5-125フロロ(号-m)3-190,4-145,5-1151-490,1.5-320,2-24010155T型 S11/167,500045355*
C5000XG52/19#4000
(CI4+)
#4000
(Mg)
6.2611220ナイロン(号-m)4-190,5-150,6-125フロロ(号-m)4-170,5-135,6-1151.5-400,2-300,3-20010157EVAラウンド型11/168,500045362*
シマノ 23ヴァンキッシュスペック表

予約すべきか否か

ちなみに、22ステラの時は3月発売で2月に予約した方は5月以降の受け渡しになる小売店が多かったと聞いています。

22ステラを発売日に購入できたのは、1月の釣りフェスティバル2022オンラインで公開されてから1週間以内にご予約された方…という話も。

23ヴァンキッシュに限って言えば、そこまでの過熱ぶりは聞こえてきませんが生産数には限りがあります!

買う・買わないは別として、どうしようかお悩みの方はとりあえずご予約だけ入れておけば、あとで後悔しないかもしれませんネ♪

23ヴァンキッシュおすすめの小型番手はコチラ👇

自重140gと、ヴァンキッシュ最軽量の1000SSPG。ギアに負担をかけないパワーギアは、リールの寿命が長いので「みらどり」愛用の番手です♪同じ番手でも、HGやXGより圧倒的に巻き心地も良いのが最大のメリットです!
おそらくエリアトラウトで一番人気のC2000SHG。「みらどり」はHG嫌いなので見向きもしませんが、釣果優先の中・上級者にはHGの感度が必要らしいです。釣果より巻き心地を選ぶ永遠の初心者「みらどり」です笑。

中型番手は+2万でも22ステラがおすすめ!

なが〜っく愛用するなら、軽量チューンの23ヴァンキッシュよりフルメタルのステラがおすすめです♪

剛性・耐久性・なめらかな巻心地…一度使うと元には戻れません笑。

2023年2月現在市場に出回っているロットは、

初期ロットと比べて格段に不具合が少なくなった

…とは、馴染みの釣具店店長さんのお話です!

いつかのステラ…買うなら今でしょ♬

シーバスなどソルトルアー番手C3000MHG。C3000番手はDHしかノーマルギアがありませんが、特に不具合の無いC3000MHGがハズレ(初期不良)を引き難いという事です(みらどり調べ)。
「みらどり」がシーバスで使用している4000M。この番手で人気なのはHG、XG、アルミラウンドノブ標準装備でお得なC5000XGですが、XGは巻き心地が悪いのは否めません。同じ22ステラでも、ギア比の違いでまったく味付けが異なるので「ぬるぬる」の使用感をお求めなら4000M一択です!
4000番と同じボディサイズで、アルミラウンドノブが標準装備のC5000XG♪あとから夢屋のラウンドノブを組むなら、断然C5000XGがコスパに優れています!剛性命のソルトゲーム用スピニングリールならステラでキマリ♬

23ヴァンキッシュおすすめ番手と用途別最適機種【まとめ】

 
みらどり
いかがでしたか?22ステラと双璧をなすシマノフラッグシップ23ヴァンキッシュ。中型番手を「買ってはイケない」わけではございませんが、ドラグを締めたゴリゴリのファイトには注意が必要です♪
わんだまん
まぁ徹底検証というか、随所に「みらどり」の主観が入り混じったただの感想記事だね笑。
みらどり
ムムム(。-̀﹏-́。)。だってまだ発売されてないんだもの…。でも、19ヴァンキッシュ1000SSPGを愛用していたので、23ヴァンキッシュを手に入れたらこの記事内にインプレを追記するんでそれまでお待ちいただけると幸いです♪ヴァンキッシュ「は」初期不良もなさそうだし💦
わんだまん
そだねっꉂ(ˊᗜˋ*)笑!でも「みらどり」には、ゴリゴリのハズレ個体引くのを期待しちゃうなぁ♪
みらどり
ヤメレって(´>∀<`)ゝ。…でも、それはそれでもオイシイかも🦆♬

2023年の目玉と言える、23ヴァンキッシュ。

22ステラほどの爆発力は無いと思いますが、アジング・エリアトラウト・ブラックバスのライトリグには22ステラのライトウェイトチューンモデル、23ヴァンキッシュはオススメです♪

逆に、3000番以上の中型番手は22ステラの独壇場!

23ヴァンキッシュの小型番手以外を買ってはイケない…ワケではございませんが、巻き上げトルクや寿命の面で22ステラに劣るので注意が必要です。

なにか一つでも機種選びのご参考になれば幸いです♬

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
(:D)┓ペコリンチョ

23ヴァンキッシュを手出しゼロで手に入れるには…コチラの記事をご参照下さい👇

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ステラ・ヴァンキッシュ画像

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