
どうもぉ~♪釣り歴30年、鮎釣りは25年ほど嗜んでいる「みらどり」です♪今回は、4年間放置した未使用の鮎用水中糸と、6回使用済み強度をフォースゲージで測定してみました!


今回は、記事作成時点で実売価格が約8万円もするフォースゲージを使って、3種類のラインを各5回測定しました!さらに、メーカーごとにバラバラな号数を強度順に並べるため、独自の指標も作りました😏




ぶっぶぅ~!MGS=Miradori Guide Strength。夢イマジンが実測値を基準に算出した、複合メタル選びの参考強度です😏フッ

でたぁ~( ´∀` )!やっぱり「みらどり」入ってる(笑)。直訳すると、
- Miradori:みらどり
- Guide:選ぶための目安・指針
- Strength:強度
ださっ(笑)。英語で言えば公的規格っぽくなると思ってるでしょ笑?

そんなこと思ってねーし笑!完全に非公式です。非公式ですが、同じ条件での実測値からの予測値なので、あながちデタラメというわけではないと自負しています♪。
それでは茶番はここまでにして、さっそく検証結果をご覧ください♪
…とか、
…という経験のある方は、ぜひコチラの記事を一度ご確認ください♫
- 1 結論|6釣行後も中央部は約90%の強度が残った
- 2 複合メタルの強度を測定した条件
- 3 サンライン ZX複合メタル0.04号の強度を5回実測
- 4 ダイワ メタコンポⅢ0.05号の強度を5回実測
- 5 DUEL アーマードFH0.06号の強度を5回実測
- 6 3種類の実測結果から分かったこと|号数だけでは太さを比較できない
- 7 MGSで各社の号数を強度順に並べる
- 8 4年間保管した新品の複合メタルは劣化する?
- 9 6釣行したメタコンポⅢはどこから弱くなる?
- 10 使用済み複合メタルは下側を切れば再利用できる?
- 11 現行品を選ぶならどの複合メタル?
- 12 まとめ|鮎の複合メタルは何回使える?6釣行後の強度から分かったこと
結論|6釣行後も中央部は約90%の強度が残った
今回、約2年間で6回使用したダイワ メタコンポⅢ0.05号を測定したところ、目印のある中央部には、新品平均の約90%にあたる強度が残っていました。
一方、水中に入り続け、石ズレを受けやすい下付け糸直上では、新品平均の約73%まで強度が低下しています。
この結果から、鮎の複合メタルは
…だけで寿命を判断するのではなく、下側の摩耗や傷みを確認することが重要だと分かりました♪
使用後に傷みやすい下付け糸側を切り詰め、残った部分にザラつきやほつれがなければ、若干の強度低下で再利用できる。
また、4年間未使用のまま保管していたZX複合メタル0.04号は、2022年と2026年でほぼ同じ強度を記録しました。
今回の保管条件では、未使用のまま保管したことによる明確な強度低下は確認できませんでした。
新品未使用の3種類を各5回測定した平均破断荷重は、次のとおりです。
| ライン | 表示号数 | 1本分の平均破断荷重 |
|---|---|---|
| サンライン ZX複合メタル | 0.04号 | 426.1g |
| ダイワ メタコンポⅢ | 0.05号 | 709.8g |
| DUEL アーマードFH | 0.06号 | 1,156.6g |
ただし、強度が高いラインほど高性能という意味ではありません。
複合メタルは構造上、正確な直径を測りにくいため、本記事では実測強度から実質的な太さを推測します。
メーカーごとに異なる号数表示を比較するため、夢イマジン独自の参考指標「MGS」も作成しましたのであわせてご参照頂けると幸いです。
複合メタルの強度を測定した条件
測定には、FUSOのフォースゲージ「FG-5000A」を使用しました。
FG-5000Aの主な仕様は次のとおりです。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 測定範囲 | 0~5,000g |
| 表示分解能 | 1g |
| 本体精度 | ±(0.4%rdg+1dgt.) |
| 測定機能 | 引張力・圧縮力 |
| 表示 | ピーク値保持 |
FG-5000Aは、ゴムの引張強度や接着剤の接着強度などにも使用できる業務用測定器。
今回の測定条件はすべて統一しました。
ラインを結ばずに2つ折りにし、2本ともデュアルミニスティックに巻き付けます(結束強度のバラツキ排除)。
その状態でフォースゲージをゆっくり引き、破断した瞬間のピーク値を記録しました。
フォースゲージにはライン2本分の荷重が表示されるため、表示された数値を2で割った値を、ライン1本分の破断荷重としています。
各ラインとも新品部分を使用し、5回ずつ測定しました。
なお、厳密には今回測定した数値は、ラインの断面積から計算する「引張強度」ではなく、一定条件で切断されたときの破断荷重となります。
また、試験スタンドではなく手で徐々に引いているため、引張速度を完全に一定にはできません。
メーカーの検査設備と同じ試験ではなく、あくまで夢イマジンが同一条件で比較した実測値としてご覧ください♪
サンライン ZX複合メタル0.04号の強度を5回実測

| 測定回数 | フォースゲージ表示値 | 1本分の強度 |
|---|---|---|
| 1回目 | 807g | 403.5g |
| 2回目 | 856g | 428.0g |
| 3回目 | 880g | 440.0g |
| 4回目 | 841g | 420.5g |
| 5回目 | 877g | 438.5g |
| 平均 | 852.2g | 426.1g |
最小値は403.5g、最大値は440g。
測定幅は36.5gで、今回測定した3種類の中では最も数値が安定していました(糸の均一性が高い証拠)。
メーカーが公表する0.04号の直強力Max.は540gです。
今回の平均実測値426.1gは、公表最大強力の**約78.9%**となりました(メーカーと計測方法が異なるので自然な結果)。
ちなみに現行のオレンジカラーは、2023年に発売されたZX複合メタルです。
今回測定した旧カラーと同じく、比重は3.8。0.04号の直強力Max.も540gで、各号数の公表強力は旧製品と変わりません。
現行品ではオレンジカラーと特殊コーティングが採用され、目印移動時の樹脂剥がれなどを減らす仕様となっています。
そのため、今回の実測値とMGSは、現在販売されているZX複合メタルを選ぶ際にも参考にできると考えます。
ダイワ メタコンポⅢ0.05号の強度を5回実測

| 測定回数 | フォースゲージ表示値 | 1本分の強度 |
|---|---|---|
| 1回目 | 1,322g | 661.0g |
| 2回目 | 1,464g | 732.0g |
| 3回目 | 1,423g | 711.5g |
| 4回目 | 1,412g | 706.0g |
| 5回目 | 1,477g | 738.5g |
| 平均 | 1,419.6g | 709.8g |
最小値は661g、最大値は738.5g。
測定幅は77.5gでした。
平均強度はZX複合メタル0.04号より約284g高く、割合にすると約67%強い結果です。
しかし、
…という話ではありません。
過去の直径測定では、メタコンポⅢ0.05号は約0.062mmありました。
金属糸の標準直径では0.07号に相当する数値で、ZX複合メタル0.04号よりも実質的に太いと考えられます。
今回の実測強度709.8gをZX複合メタルの強度帯に当てはめると、ZX複合メタル0.125~0.15号の間に位置します。
表示上はダイワ0.05号とサンライン0.04号という0.01号の違いですが、実測強度から見ると、それ以上に大きな差がある…と言う事になります。
また、メタコンポⅢはすでに廃盤となっており、現在はメタコンポデュラが販売されています。
現行メタコンポデュラは、旧メタコンポⅢと同じ比重2.1、0.04~0.4号のラインナップを採用。
公式には耐摩耗性を従来比300%以上に高めたことや、表面コーティングによる水切れ・目印移動性能の向上が案内されています。
ただし、ダイワは号数ごとの直線強力を公表していません。
したがって、今回のメタコンポⅢの実測値を、メタコンポデュラの公称強度として扱うことはできません。
本文では、同じ比重と号数構成を持つ後継モデルを選ぶための参考MGSとして使用します。
DUEL アーマードFH0.06号の強度を5回実測

| 測定回数 | フォースゲージ表示値 | 1本分の強度 |
|---|---|---|
| 1回目 | 2,206g | 1,103.0g |
| 2回目 | 2,490g | 1,245.0g |
| 3回目 | 2,398g | 1,199.0g |
| 4回目 | 2,123g | 1,061.5g |
| 5回目 | 2,349g | 1,174.5g |
| 平均 | 2,313.2g | 1,156.6g |
最小値は1,061.5g、最大値は1,245g。
測定幅は183.5gで、3種類の中では最もばらつきが大きくなりました。
アーマードFH0.06号のメーカー公表MAX直線強力は1.2kgです。
今回の平均値は1,156.6gなので、公表値の約96.4%。5回のうち1回は、公表値をわずかに上回る1,245gを記録しました。
アーマードFHは、タングステンなどの金属を使用した複合メタルではありません。
PE原糸に特殊ポリエチレン樹脂を浸透させ、フロロ粒子、シリコン、ハードコートを組み合わせたライン。
比重は約1.0で、0.06号のMAX直線強力は1.2kg、0.08号は1.5kg、0.1号は2kgと公表されています。
直線強度だけなら非常に強いのですが、比重や石ズレに対する耐摩耗性は、金属を含む複合メタルとは別に考える必要があります。
直線強度が高い=あらゆる場面で最強の水中糸ではありません。
また、アーマードFHそのものを使用した完全仕掛けではありませんが、同系統のアーマードF+プロを水中糸に採用した、がまかつのパーフェクト仕掛が販売されています👇
水中糸の素材について詳しく知りたい方はコチラ👇
みらどり鮎の友釣り仕掛けは、世界に類を見ないほど沢山の素材が使われています。天井糸・上つけ糸・編み込み糸・水中糸・目印・下付け糸・鼻カン周り糸・ハリス...。それぞれ素材特性ごとにバラバラなラインを繋いでいますね。中でも水[…]
3種類の実測結果から分かったこと|号数だけでは太さを比較できない
新品未使用の鮎用水中糸3種類を各5回測定した結果を、あらためて比較します。
| ライン | 表示号数 | 比重 | 平均実測値 | 測定幅 |
|---|---|---|---|---|
| サンライン ZX複合メタル | 0.04号 | 3.8 | 426.1g | 36.5g |
| ダイワ メタコンポⅢ | 0.05号 | 2.1 | 709.8g | 77.5g |
| DUEL アーマードFH | 0.06号 | 約1.0 | 1,156.6g | 183.5g |
実測強度の高い順に並べると、アーマードFH、メタコンポⅢ、ZX複合メタルとなりました。
しかし、これはアーマードFHやメタコンポⅢの素材が、ZX複合メタルより圧倒的に優れているという意味ではありません。
…これが、みらどりの考え方。
過去記事でマイクロゲージを使って測定したところ、メタコンポⅢ0.05号の直径は約0.062mm、金属糸の標準直径では、0.07号に近い太さでした。
一方、ZX複合メタル0.04号は、測定方法によって約0.046~0.056mmです。
メタコンポⅢ0.05号の平均実測値が709.8g、ZX複合メタル0.04号が426.1gだったのは、メタコンポⅢが同じような太さのまま67%も強いからではなく、実質的にかなり太いことが主な理由だと考えています。
ただし、複合メタルは芯線と金属線を組み合わせた構造のため、マイクロゲージで挟むと形が変わります。
測定圧によって数値が変わるので、外径だけで本当の太さを判断するのは困難。
そこで、みらどり流では逆に考えます。
複合メタルは直径を正確に測りにくいからこそ、実測強度から実質的な太さを読む!
今回比較した3本は、構造も比重も異なります。
ZX複合メタルは比重3.8の金属系複合メタル、メタコンポⅢは比重2.1の軽量な複合メタルです。
一方、アーマードFHは金属を使用した複合メタルではなく、PE原糸に樹脂やフロロ粒子などを組み合わせた比重約1.0の水中糸。
高強力繊維の割合が多ければ直線強度を高めやすくなりますが、沈み方や水切れ、石ズレに対する耐摩耗性まで優れているとは限りません。
そのため、今回の数値は単純な「最強ランキング」ではなく、号数表示からは分からない実質的な太さや、各ラインの性格を判断するための材料として使用します。
なお、メーカーが表示する号数は、他社製品と横並びで比較できる共通の物差しとは限りません。
表示上は、
- メタキングナノ0.006号
- ZX複合メタル0.04号
- メタコンポⅢ0.05号
のように大きな差がありますが、実測強度の順番に並べ直すと、号数から受ける印象とはまったく違う関係が見えてきます。
複合メタルの構造や実測直径、耐摩耗性については、過去記事で詳しく検証していますのでご参照下さい👇
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次の項目では、各社で異なる号数表示をいったん外し、今回と過去の実測値を基準に算出した独自指標「MGS」を使って、各製品を強度順に並べてみます。
MGSで各社の号数を強度順に並べる
MGSとは、
…の略です♪
夢イマジンが同じ方法で測定した破断荷重と、メーカーが公表する号数別の最大強力を組み合わせて算出した、非公式の参考強度。
MGSには3種類あります。
| 区分 | 意味 |
|---|---|
| 実測MGS | 実際に複数回測定した平均値 |
| 製品内推定MGS | 実測した号数とメーカー公表値の比率から、同製品の別号数を推定 |
| 他社比推定MGS | 公表強度がない製品を、実測値と基準製品の号数別強度比から推定 |
MGSは、メーカーが保証する公称値ではありません。
また、物理的な直径そのものを表す数値でもありません。
あくまで、
同じ条件で引っ張った場合、どの程度の破断荷重になると予測できるか
を比較するための目安となります。
ZX複合メタルのMGS計算
ZX複合メタル0.04号は、公表最大強力540gに対して、実測平均426.1gでした。
実測値は公表値の約78.9%です。
そこで、別号数の公表最大強力にも同じ78.9%を掛け、推定MGSを算出しました。
メタキングナノのMGS計算
過去記事では、シマノ・メタキングナノ0.006号を2回測定しています。
フォースゲージの表示値は783gと871g。1本分に換算すると391.5gと435.5gで、平均は413.5gです。
公表最大強力514gに対し、実測平均は約80.4%でした。
ZX複合メタルの78.9%と非常に近い結果です。
メタキングナノの別号数についても、同じ80.4%を掛けてMGSを推定します。メタキングナノは0.006号514g、0.008号805g、0.02号1,247gが公式に掲載されています。
メタコンポⅢ・デュラのMGS計算
ダイワは号数別強力を公表していないため、同じ方法では計算できません。
そこで、実測したメタコンポⅢ0.05号のMGS710を基準とし、ZX複合メタルの号数別公表強力の増減比を当てはめました。
ZX複合メタルには0.05号がないため、0.04号540gと0.06号740gの中間となる640gを0.05号の基準値としています。
ダイワ0.4号はZX複合メタルのラインナップ外となるため、0.04~0.3号の強度推移から外挿した参考値です。ほかの号数より推定精度は低くなります。
複合メタルMGS一覧|弱い順
| 製品・号数 | MGS | 区分 | 強度から見た太さの目安 |
|---|---|---|---|
| メタキングナノ0.006号 | 414 | 実測 | ZX0.04号クラス |
| ZX複合メタル0.04号 | 426 | 実測 | ZX0.04号 |
| ZX複合メタル0.06号 | 約580 | 製品内推定 | ZX0.06号 |
| メタコンポⅢ・デュラ0.04号 | 約600 | 他社比推定 | ZX0.06~0.08号クラス |
| ZX複合メタル0.08号 | 約620 | 製品内推定 | ZX0.08号 |
| ZX複合メタル0.10号 | 約650 | 製品内推定 | ZX0.10号 |
| メタキングナノ0.008号 | 約650 | 製品内推定 | ZX0.10号クラス |
| ZX複合メタル0.125号 | 約680 | 製品内推定 | ZX0.125号 |
| メタコンポⅢ0.05号 | 710 | 実測 | ZX0.125~0.15号クラス |
| ZX複合メタル0.15号 | 約780 | 製品内推定 | ZX0.15号 |
| メタコンポⅢ・デュラ0.07号 | 約840 | 他社比推定 | ZX0.20号クラス |
| ZX複合メタル0.20号 | 約850 | 製品内推定 | ZX0.20号 |
| ZX複合メタル0.30号 | 約900 | 製品内推定 | ZX0.30号 |
| メタコンポⅢ・デュラ0.10号 | 約910 | 他社比推定 | ZX0.30号前後 |
| メタコンポⅢ・デュラ0.125号 | 約950 | 他社比推定 | ZX0.30号より強い |
| メタキングナノ0.02号 | 約1,000 | 製品内推定 | ZX0.30号より強い |
| メタコンポⅢ・デュラ0.15号 | 約1,100 | 他社比推定 | ZX0.30号より強い |
| メタコンポⅢ・デュラ0.20号 | 約1,200 | 他社比推定 | ZX0.30号より強い |
| メタコンポⅢ・デュラ0.40号 | 約1,490 | 他社比推定・外挿 | 大鮎・荒瀬クラス |
この表で特に分かりやすいのが、メタキングナノです。
メタキングナノ0.006号の実測MGSは414。
ZX複合メタル0.04号の実測MGSは426。
メーカー表示では0.006号と0.04号ですが、破断荷重はほぼ同じ。
また、メタキングナノ0.008号の推定MGSは約650、ZX複合メタル0.10号も約650です。
つまり、強度から見ると、
- メタキングナノ0.006号≒ZX複合メタル0.04号
- メタキングナノ0.008号≒ZX複合メタル0.10号
という関係になります。
これが、
同じ号数の強度を比較するのではなく、同じ強度なら同程度の太さと考える
みらどり流の複合メタル選びです。
もちろん、比重や金属と高強力繊維の割合が違うため、実際の外径まで同じとは限りません。
表の「太さの目安」は、必ず強度から見た目安としてご覧ください。
アーマードFHの参考MGS
アーマードFHは複合メタルではありませんが、同じ計算で別号数を推定すると次のようになります。
| アーマードFH | 公表MAX強力 | 推定MGS |
|---|---|---|
| 0.06号 | 1,200g | 1,157・実測 |
| 0.08号 | 1,500g | 約1,450 |
| 0.10号 | 2,000g | 約1,930 |
直線強度だけなら、アーマードFH0.06号でメタコンポⅢ・デュラ0.15~0.20号クラスです。
ただし、比重は約1.0であり、金属の耐摩耗性を持つ複合メタルとは性格がまったく異なるので注意が必要です。
4年間保管した新品の複合メタルは劣化する?
今回測定したZX複合メタル0.04号は、2022年の記事でも同じ方法で強度を測定しています。
2022年の表示値は809gと838g。
1本分に換算すると404.5gと419gでした。
2026年の測定値と比較します。
| 測定年 | 測定回数 | 1本分の強度 |
|---|---|---|
| 2022年 | 1回目 | 404.5g |
| 2022年 | 2回目 | 419.0g |
| 2022年平均 | 2回 | 411.8g |
| 2026年 | 1回目 | 403.5g |
| 2026年 | 2回目 | 428.0g |
| 2026年 | 3回目 | 440.0g |
| 2026年 | 4回目 | 420.5g |
| 2026年 | 5回目 | 438.5g |
| 2026年平均 | 5回 | 426.1g |
2026年の平均値は、2022年より約14.3g高くなっています。
もちろん、2022年は2回しか測っていないため、数値が高くなったと判断することはできません。
しかし、少なくとも4年間の保管による明確な強度低下は確認できませんでした!
ちなみに、このラインは温度や湿度が管理された保管庫に入れていたわけではありません。
エアコンもなく、夏は暑く湿度も高くなりやすい、みらどりの魔窟(釣り具部屋)に4年間放置されていました(笑)。
それでも2022年と2026年の測定範囲は重なっています。
今回の結果からは、
室内で未使用のまま保管したZX複合メタルは、4年経過しても明確な強度劣化が見られなかった
…と考えられます。
ただし、これは今回測定した1製品・1保管環境での結果。
直射日光に当てた場合や、車内など極端な高温環境に置いた場合まで、劣化しないと断定するものではありませんので参考例として受け取っていただけると幸いです♪
6釣行したメタコンポⅢはどこから弱くなる?

続いて、約2年間で6回使用したメタコンポⅢ0.05号を測定しました(カールした付け糸まわりを詰めて、詰めて、詰めて8mが4mになるまで酷使した複合メタルw)。
残っていた長さは約4mしかなかったため、次の3か所を1回ずつ測定しています。
| 測定位置 | 表示値 | 1本分の強度 | 新品平均に対する残存率 |
|---|---|---|---|
| 天井糸付近 | 1,222g | 611.0g | 86.1% |
| 目印のある中央部 | 1,283g | 641.5g | 90.4% |
| 下付け糸直上 | 1,039g | 519.5g | 73.2% |
| 新品平均 | 1,419.6g | 709.8g | 100% |
最も強度が残っていたのは中央部で641.5g。
天井糸付近は611gでした。
本来、使用頻度の低い天井糸側が中央部より弱くなる理由は考えにくいため、この逆転はラインの個体差や手引き測定のばらつきによるものと考えます。
また、使用済みラインは各位置1回ずつしか測定していないため、数g単位の順位に意味はありません。
それでも、天井糸付近と中央部は新品平均より約68~99g低く、割合では約10~14%低下しています。
一方、水中に入り続け、石ズレを受けやすい下付け糸直上は519.5g。
新品平均より約190g、割合では約27%低下しました。
今回の結果を見る限り、複合メタルは全体が均一に弱くなるというよりも、
水中に入って石ズレを受ける下側から、局所的に強度が落ちる
…可能性が高そうですね。
使用済み複合メタルは下側を切れば再利用できる?
約6釣行後でも、中央部には新品時の約90%にあたる641.5gの強度が残っていました。
したがって、使用後に下側の傷んだ部分を切り詰めれば、残った上部を再利用できる可能性があります(そうやって6回使ってます💦)。
ただし、今回の検証から
…とは言えません。
耐久性は次の条件で大きく変わります。
- 河川の石質や大きさ
- 根掛かりや石ズレの回数
- 目印を移動した回数
- 使用した水中糸の長さ
- 釣行時間
- 掛かった鮎の大きさ
- 編み付け部分の状態
再利用する場合は、下付け糸側から十分な長さを切り、表面のザラつき、ほつれ、変色、極端な曲がりがないか確認してください。
大鮎、荒瀬、遠征、競技会など、ラインブレイクを避けたい場面では新品へ交換した方が安心です。
今回の測定から言えるのは、
未使用保管による経年劣化は小さかったが、実釣による石ズレや摩耗は強度を大きく低下させる
ということです♪
現行品を選ぶならどの複合メタル?
基準となる号数と強度を重視するならZX複合メタル
ZX複合メタルは、号数ごとの比重と直強力Max.がすべて公開されています。
今回の実測値と公表値の関係も分かりやすく、太さの基準として比較しやすいラインです。
比重3.8で、泳がせから引き釣りまでオールラウンドに1本で対応したい方に向いています♪
というか、みらどりのオススメは、
…となります(←何も貰っていませんからね笑)
低比重と耐摩耗性を重視するならメタコンポデュラ
メタコンポデュラは比重2.1。
高強力繊維の割合が比較的多いと考えられ、低比重でオトリを泳がせやすい複合メタル。
現行品は耐摩耗性が従来比300%以上に強化されているため、旧メタコンポⅢの弱点を補ったモデルと考えられます。
ただし、MGSはメタコンポⅢの実測から推定した参考値であり、メタコンポデュラそのものを測った数値ではありません(まぁ99%同じだと推測していますケド…)。
極細表記ではなく実測強度で選ぶならメタキングナノ
メタキングナノ0.006号の実測MGSは414。
ZX複合メタル0.04号の426とほぼ同じです。
表示号数だけを見ると圧倒的に細く感じますが、強度から見た実質的な太さはZX複合メタル0.04号クラスと考えています。
製品としての品質や強度が低いわけではなく、号数表記を他社とそのまま比較しないことが重要です。
まとめ|鮎の複合メタルは何回使える?6釣行後の強度から分かったこと

鮎の複合メタルが何回使えるのかは、釣行回数だけでは一概に決められません。
今回、約2年間で6回使用したメタコンポⅢ0.05号を測定したところ、目印のある中央部には、新品平均の約90%にあたる強度が残っていました。
一方、水中に入り続け、石ズレを受けやすい下付け糸直上では、新品平均の約73%まで強度が低下しています。
| 測定した状態・位置 | 1本分の強度 | 新品平均に対する残存率 |
|---|---|---|
| 新品のメタコンポⅢ0.05号 | 709.8g | 100% |
| 6釣行後・目印のある中央部 | 641.5g | 90.4% |
| 6釣行後・天井糸付近 | 611.0g | 86.1% |
| 6釣行後・下付け糸直上 | 519.5g | 73.2% |
使用済みラインは各位置を1回ずつしか測定していないため、数g単位の違いに大きな意味はありません。
それでも、中央部や天井糸側には新品時の約86~90%の強度が残り、水中に入る下側だけが大きく低下したという傾向は確認できました。
つまり、今回のメタコンポⅢは、6回使用したことでライン全体が一様に弱くなったのではありません。
複合メタルは、使用回数だけで寿命を判断するのではなく、水中に入る下側の摩耗や傷みを確認することが重要だと分かりました♪
使用後に下付け糸側の傷んだ部分を切り詰め、残ったラインにザラつきやほつれがなければ、若干の強度低下で再利用できるという事。
ただし、今回の結果から
…と断定することはできません。
ラインの傷み方は、河川の石質や流速、根掛かり、釣行時間、使用した水中糸の長さ、目印を移動した回数などによって変わります。
大鮎狙いや荒瀬、遠征、競技会など、ラインブレイクを避けたい場面では、使用回数にかかわらず新品へ交換した方が安心ですね♪
未使用なら4年間保管しても明確な劣化は見られなかった
今回測定したZX複合メタル0.04号は、2022年にも同じ方法で強度を測定しています。
2022年の平均は411.8g、2026年の平均は426.1gでした。
測定回数が異なるため単純に優劣はつけられませんが、少なくとも4年間の保管による明確な強度低下は確認できませんでした。
しかも、温度や湿度を管理した保管庫ではありません。
エアコンもなく、夏は暑く湿度も高くなりやすい、みらどりの劣悪な環境の釣り具部屋に4年間置かれていたラインです(笑)。
今回の結果を見る限り、室内で未使用のまま保管した複合メタルは、実際に使用して石ズレや摩耗を受けたラインほど大きく劣化しないと考えられます。
ただし、今回確認したのは1製品・1保管環境。
直射日光の当たる場所や、高温になる車内に保管した場合まで劣化しないと保証するものではないのでご了承下さい💦。
複合メタルは号数だけで太さを判断できない
新品未使用の3種類を各5回測定した平均破断荷重は、次の結果になりました。
| ライン | 表示号数 | 1本分の平均破断荷重 |
|---|---|---|
| サンライン ZX複合メタル | 0.04号 | 426.1g |
| ダイワ メタコンポⅢ | 0.05号 | 709.8g |
| DUEL アーマードFH | 0.06号 | 1,156.6g |
ただし、強度が高いラインほど高性能という意味ではありません。
基本的には、強いラインほど実質的に太くなります。
複合メタルは芯線と金属線を組み合わせた構造のため、マイクロゲージで挟むと形が変わり、正確な直径を測るのが困難です。
そこで本記事では、メーカーごとに異なる号数表示をいったん横に置き、実測強度から実質的な太さを読み取るために「MGS」を作成しました。
MGS(Miradori Guide Strength)とは、夢イマジンの実測値とメーカー公表値をもとに算出した、複合メタルの強度を比較するための独自指標です。
MGSはメーカー公称値でも、公的なライン規格でもありません。
また、物理的な直径そのものを示す数値でもありません。
号数だけでは分かりにくい各製品の強度帯を並べ、ライン選びの目安にするための参考値です。
今回の検証で分かったこと
- 6釣行後でも、メタコンポⅢの中央部には新品時の約90%の強度が残っていた
- 水中に入り石ズレを受ける下付け糸側は、新品時の約73%まで低下した
- 使用回数だけでなく、下側の摩耗や傷みを確認して交換時期を判断する
- 傷んだ下側を切り詰めれば、残ったラインを再利用できる可能性がある
- 4年間保管した未使用のZX複合メタルには、明確な強度低下が見られなかった
- 複合メタルはメーカーの号数だけでは太さを比較できない
- 実測強度が高いラインは、基本的に実質的にも太い
- 比重や構造が異なるため、直線強度だけで製品の優劣は決められない
私は、メーカー名や号数だけでラインを選びません。
公開されている比重や強度などの情報と、自分で測定した実測データをもとに判断します。
高価なフォースゲージを使ったから、すべての数値が絶対に正しいというわけではありません。
大切なのは、測定方法や元の数値、推定方法まで公開し、読者自身が判断できる材料を増やすことだと考えています。
メーカー名ではなく、公開されている情報と、自分で測ったデータを信じる。
今回の検証で、皆さんが自分の釣りに合った複合メタルを選び、安全に使い続けるための参考になれば幸いです。
最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました!
(:D)┓ペコリンチョ