【そのハリス本当に最強?】釣り人の9割が知らないグランドマックスFX最強の理由

グランドマックスFX強度実測
みらどり
フロロカーボン最強ハリスはクレハ「シーガーグランドマックスシリーズ」である事は誰もが認める周知の事実だと思いますが、世の中には【最強】を謳うハリスは多々あります。
ちなみに表題の【釣り人の9割が知らない】質問が最初に登場します。ぜひチャレンジして見てくださいね♪
わんだまん
釣り人の9割が知らないって…最初に聞くけど、何人の釣り人に聞いたの?
みらどり
釣り仲間(*థ౪థ)…10人。そのうち正解したのは、よく行く釣具屋の店長さんただ一人。
わんだまん
だと思った笑。まぁ、嘘じゃないけど参考データとしてはお粗末すぎるね!!
みらどり
まぁね(´>∀<`)ゝ。でも、数多くのメーカーやフロロハリスの中から最強を選ぶのは難しいけれど、少なくともこの質問に答えられると最強ハリスを選ぶ幅がぎゅっと絞られます♪
わんだまん
あらら、もうドヤ顔出ちゃいましたか笑。それでは10人中1人しか知らなかった最強のフロロカーボンハリスの選び方を2000文字以内で簡潔に説明してね(*థ౪థ)。
みらどり
(๑•̀ ₃•́๑)あっ、先に釘を刺された…。2000文字なんてとてもとても笑。え〜っと…10000文字になりました。ボリューム5倍です!どうぞごゆっくりとお楽しみ下さい♪

はじめに

はじめに表題の質問を3つさせていただきます。

全て答えられる聡明なあなたはこの記事を読む必要はないと思いますのでご了承下さい。

日本で販売されている釣り糸の号数表記の標準直径の公差はどのくらいかご存知ですか?
糸に表記されている強度表示はどのように測定されているか知っていますか?
フロロカーボンを原材料から一貫生産しているメーカーは日本に何社あるでしょうか?

順を追って読んでいただくと答えはわかると思いますが、この記事の最後の【まとめ】にアンサーを載せてあります。

先に答えを知りたい方は、上の目次から【グランドマックスFX最強の理由まとめ】にスキップして下さい。

全てに答えられるようになると、グランドマックスFX最強理由がわかると思います♪

餅は餅屋、フロロはクレハ

クレハ釣り糸シリーズ
引用元:株式会社クレハHPより

以前「餅は餅屋、PEは魚矢」という表題をつけた事がありますが、1971年に世界で初めて釣り糸にフロロカーボン(ポリフッ化ビニリデン)を素材とした釣り糸を発売したのはクレハです。

発売から50年の歴史を経て、今もなおフロロカーボンを自社原料から一貫して生産しているのは世界でもクレハグループだけ。

よってPEラインは魚矢(YGK)

フロロカーボンラインはクレハ

から選べば間違いはありません♪

もちろん、自社で糸を製紐しているメーカーは多数ありますが、他社は原材料であるポリフッ化ビニリデンを仕入れて独自の技術で製造しています。

あくまで「みらどり」の予測ですが、グランドマックスシリーズに使用されている最高品質の原材料は他社に卸していないのでは…と勘ぐってしまう位に特別なハリスだと思います。

安くて強いハリス

釣り歴30年…色々なフロロカーボンハリスを使ってきました。

今となっては、手元に残っているモノが多くないので直径や結節強度など測る事は出来ませんが、概ね安くて強い糸は「硬くて太い」事が多かったです。

その理由は後述しますが、各製品やカタログに表示されている【最強】に踊らされた時代もありました笑。

もちろん、安くて弱いなら問題はないのですが、安価なハリスでもそこそこ使えてしまうのは理由があります。

当時は「強い」「弱い」を明確に意識した事が無かったのが原因ですが、本当に最強のハリスをお探しのあなたのお役に立てれば幸いです♪

高くて弱いハリス

ちなみに、安くて強いのは許せますが、高いのに弱いハリスがあるのも事実です。

もちろん強ければ良いというものでもありませんが、本当に最強を謳うならJIS基準で強度を公表してほしいところです。

近年、糸の標準直径は釣糸JAFS基準によって消費者が選ぶ基準が見えてきましたが、今でも強度表示は「強度等に関しては、各企業の裁量に委ねる」という文言があります。

つまり、業界全体の基準が無いため、MAX表記であったり、AVE表記であったり各社バラバラです。

さらに、MAX表記の中には、100回計測して1度だけ出た奇跡のMAX値を記載するメーカーもあれば、MAX付近の平均値を記載するメーカーもあるのでやっかいです。

また、一般的には直線強力が表示されていますが、釣りをするには結束強度が重要ですよね。

詳しくは後述しますが、直線強力を上げるのは比較的簡単だそうです。ただし、通常は相反して結束強度が落ちてしまうために注意が必要です。

ちなみに、高くて最強と謳っているのに、グランドマックスではなくシーガーエースにすら結節強度勝てないハリスもあります…。

それらを考慮しつつ、「シーガーグランドマックスFX最強の理由」を検証していきたいと思います。

最強の理由

ちなみに表題の「釣り人の9割が知らない最強の理由」とは、結束強度の測定方法から導き出されます。

概ね糸メーカーが提示する号数表記や強度表示にはかなり曖昧なモノが含まれているのをご存知でしょうか?

本当の最強ハリスとは、太くて強いのではなく、また糸の直線強力より結び目の強さ、結節強力が高いことが本当に【強い糸】と言えるのではないでしょうか。

糸は結ばなければ釣りになりません。

素材の直線強力はある程度の目安にはなりますが、釣りに使うなら結節強度を重視すべきだと思います。

理由1 標準直径が正しい

シーガーの標準直径比較
引用元:株式会社クレハHPより

同じ2号(標準直径0.235mm)のフロロカーボンラインでも、メーカーによっては限りなく2.25号に近い直径のモノや、2.5号の標準直径0.260mmを超えてくるモノまであります。

下記釣糸JAFS基準に定められた許容範囲は「上限・下限の直径が、前後の号柄の標準直径を追い越さないものとする」とあるので、上記の表ではシーガー以外どこもクリアしていません。

工業製品なので、公差はある程度仕方がないのですが、そもそも日本釣用品工業会の定める釣糸JAFS基準を遵守していないメーカーも数多くあるのが現実です。

引用元:一般社団法人 日本釣用品工業会HPより

表にもある通り、クレハ合繊株式会社は全ての商品で釣糸JAFS基準を遵守しています。

また、基準値以内でも「強い糸」をアピールする為に上限いっぱいに糸径を設定しているメーカーが多く見受けられます。

「みらどり」の主観ですが、フロロカーボンラインにおいて比較的自社で厳しい審査基準を設け信頼に値すると感じているのは

クレハ合繊株式会社
株式会社ゴーセン
株式会社サンライン

東レ・モノフィラメント株式会社
株式会社ワイ・ジー・ケー

の5社に絞られます。

最強のフロロカーボンラインはクレハのグランドマックスシリーズ一択です。

しかし、プラズマライズやチタンポリマーコートなど、各社の独自技術で強度だけでなく実釣能力の高いハリスもあります。

釣りの状況に見合ったハリスを選ぶのも楽しみの一つだと思います♪

糸径実測

製紐風景

過去に計測した糸径実測値を載せておきます。

同じ商品でも、計測するロット(製紐時の大型ボビンに巻き取る際の上糸と下糸など)によってムラがあるので参考程度にお考え下さい。

D社船ハリス実測

D社船ハリス1.7号実測

こちらは大判100mハリスのD社船ハリスです。20年前に適合ハリス5号のビーズに船ハリス5号が入らなかった事があり、ビーズの不良を疑った事があります。結果的には他社の5号ハリスが入ったので…この糸が太かったのですケド。
釣糸JAFS基準1.75号の標準直径 0.220mm
D社船ハリス1.7号の実測値 0.231mm
釣糸JAFS基準2号の標準直径 0.235mm
+5%ですが上限ギリッギリですね💦

V社糸経実測値

V社ショックリーダー20lb実測

ハリスではありませんが、ショックリーダーではメジャーなV社のフロロカーボンショックリーダー。特別太いと感じた事はありませんがいざ実測。
釣糸JAFS基準5号の標準直径 0.370mm
V社リーダー20lb(5号)の実測値 0.383mm
釣糸JAFS基準6号の標準直径 0.405mm
+3%なので、そこそこ正確です。

T社ナイロンの糸径実測

T社ナイロンハリス1.5号実測

最後にナイロンラインですが、超有名な極太ラインを実測。想像通りの結果で一安心♪とっても安いハリスですが、この糸をお使いの方が、50m2000円の同号数のハリスを使って「高いのに弱い!」と感じても不思議はありませんね💦。
釣糸JAFS基準1.5号の標準直径 0.205mm
T社ナイロンハリス1.5号の実測値 0.247mm
釣糸JAFS基準1.75号の標準直径 0.220mm
釣糸JAFS基準2号の標準直径 0.235mm
釣糸JAFS基準2.25号の標準直径 0.248mm
はい、1.5号でほぼ3号柄上の2.25号相当の太さがあります。
標準直径より+20%です。太っ!

理由2 結束強度重視

シーガー結節強度比較
引用元:株式会社クレハHPより

2つ目の理由は、ズバリ表示強度について。

上記結束条件にあるように、JIS基準を参考に正確な繊維の結束強度を測る方法で算出した数値を公表しているのはクレハただ1社だけです。

また、フロロカーボンハリスの製品自体に自社基準でも結束強度を掲載しているメーカーは見たことがありません。

コレも「みらどり」の主観でうがった見方をすると

フロロカーボンハリスはクレハに勝てないから…

だと疑ってしまいます(*థ౪థ)。

直線強度は簡単に出せる

一般的な強度表示である直線強度を強くするのは比較的簡単です。

製造時の糸の延伸倍率を高くすれば直線強度は簡単に上がります。

しかしその場合、結節強度が低下してしまうので、結果的に糸を結べば弱くなるのです。

標準直径がシーガーより太いのに、結節強度にこれほどの差が出てしまうのはやはりシーガー最強の理由になると思います。

実際「みらどり」も手持ちのハリスで実測してみましたが、グランドマックスFXに結節強度で勝てるフロロハリスは今の所見つかっていません。

結節条件

号数と強度表示比較
一般的に直線強力は5号20lb(約9kg)ですが、グランドマックスFXは5号7.4kg表記(標準結節強力)です。

ちなみに、シーガーシリーズには商品パッケージに標準結節強力が記載されています。

これは、1号4ポンド(約1.8kg)と一般的に表記される強度よりかなり低いと感じた事はありませんか?

これこそがシーガー最強の2つ目の理由となります。

つまり、強度表示は自信の現れだと言うことです。

結束強度のバラツキ

どんなに直線強力で20lbあっても、釣りをするには結ばなければなりません。

しかも、結節強力の測定条件が一重結び(団子結び)なのです!

強度検査方法(一重結び)
ノットは組まず結びコブの破断強度

測定するフロロカーボンの中央に一重の「結びコブ」を作って破断した時の強度です(弱くてあたりまえですね)。

クリンチノットやユニノットだと一般的な強度を軽く超えますが、結ぶ人の技術によって強度にバラツキが出るのであえて同じ条件になるよう一重結びなのだそうです。

この弱い強度を製品パッケージに表示してあるのはシーガーだけです。

熱に弱い

直線強力の80%以上出る一般的なユニノッ卜等の結節強力も重要ですが、コレだと結び手の技術で上下20%以上のブレが出るそうです。

たかがユニノットでもこれほどの誤差が出るのは、フロロカーボンが熱に弱い事があげられます。

ノットを組む時に、ツバで濡らす以外にも、キュッと素早く締め込むと強度は著しく低下します。

慌てず焦らずゆっくりと

がノットを組む基本です♪

理由3 独自技術

一貫生産体制

クレハグループだけの生粋のフロロカーボンを原材料から一貫生産しているシーガーは、パイオニアだけの特殊技術を多く採用しています。

グランドマックスFXがフロロカーボン最強と言われる理由はここにあります。

特にFXに採用されている「二重構造」と「FNT製法」はシーガーシリーズでも一部の製品にしか採用されていない、最強を謳う上で重要なポイン卜となります。

二重構造

PEライン最強のYGK「ロンフォート オッズポート」でも採用されている二重構造。

奇しくもフロロカーボン最強のシーガーシリーズ(エース以上)も二重構造が採用されています。

二重構造
フィッシングラインの弱点は結び目。 より高い結節強度の追求が、独自の二重構造技術を生み出しました。 異なる性質のフロロカーボンを二重構造にすることで、結び目の強さはもとより、衝撃に対する強さ、摩擦に対する強さなど、フィッシングラインに幅の広い強さを与えることができます。

引用元:株式会社クレハHPより

フロロカーボンはクレハ!

その理由がこの結節強度を劇的に上げるクレハ独自技術によるモノです。

FNT製法

さらに、グランドマックスFXが最強のフロロカーボンラインである理由は、FNT製法(Flexible Non-Twist製法)だと言い切れます。

グランドマックスと同強度を保ちながら、食い込みの良いしなやかさを手に入れたFNT製法こそが名実共に最強ハリスと言われる所以です。

FNT製法(Flexible Non-Twist製法)
一般的にフロロカーボンフィッシングラインは、強度アップを図ろうとした場合、硬く、巻きグセがつきやすくなり、また、糸よれが発生したり、鮎等の極細号柄では縮れやすくなります。従来までの技術でこれを解決しようとした場合、どうしても強度を犠牲にすることで対応せざるを得ませんでした。また、その結果得られたものも、糸よれ改良としては、我々の目指すものではありませんでした。
当社ではこれらの現象を評価・数値化し、この改良方法について多方面から研究を重ね、強度を落とす事無く、効果的に糸よれ、縮れを改良し、しなやかで使い易い釣糸を生み出す画期的な新技術「FNT製法」(Flexible Non-Twist製法)を開発しました。

引用元:株式会社クレハHPより

安くて強いけれど、パリパリに硬いフロロカーボンラインがありますが、釣果を優先すると硬いハリスは避けたい所です。

かといって、柔らかめのハリスを使い、想定外の良型が掛かりラインブレイクして後悔した経験は何度もあります。

最強にして扱いやすいこの2つの独自技術無くしてグランドマックスFXは語れません。

よって、正確な標準直径釣りに大切な結節強度重視クレハ独自の特殊技術の3つをもって「グランドマックスFX最強の理由」と結論付けたいと思います。

実測値比較

グランドマックスFX強度実測

では実際に「みらどり」の手持ちのハリスで標準直径と結節強度を測定してみたいと思います。

測定機器はメーカーの使用している高価なモノではありませんし、一分間に30cmのスピードで引っ張るなど測定基準を遵守しているわけではありませんので参考程度にお考え頂けると幸いです。

測定機器

5kgまでの計測はフォースゲージ。15kgまではドラグチェッカーを使用します。こちらは計測する糸の太さによって補正値が定められているのでそれに準じた強力を記載しております。

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使用する道糸の太さで誤差の修正が必要ですが、100g単位で計測するならそこまでシビアになる必要は無いと思います。3万円以上するデジタルフォースゲージを使って誤差を比較してみましたが、5%〜10%程度の範囲で収まっていました。ラインブレイクの原因がリールではなくドラグ調整にあった!というのは良くある話♪高価なルアーを失う前に、ドラグチェッカーで安心を手に入れましょう。
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これらを使用し、結節する人の技術によって強度にバラツキの出にくい一重結びの強度を計測していきます。

また、「みらどり」のユニノットによる強度も計測したのでご参考にしてください。

中央に一重結び
このようにノットを組まずに中央の一重結びが破談する強度を計測します。

結節強度実測

それでは上記測定機器を使い、糸径、一重結び結束強度、ユニノット強度を測定してみます。

T社フロロハリス実測

T社フロロハリス1.2号実測

希望小売価格1100円で30mの一般的なフロロカーボンハリスです。
釣糸JAFS基準1.2号の標準直径 0.185mm
T社フロロハリス1.2号の実測値 0.202mm
一重結びによる強度実測 1677g
ユニノットの強度実測 2169g
それぞれ3回計測の平均値です。

グランドマックスFX1.2号実測

クレハグランドマックスFX1.2号実測

希望小売価格3600円で60mのグランドマックスFX1.2号。実売は半額なので、そこまで高くは無いと思います。
釣糸JAFS基準1.2号の標準直径 0.185mm
クレハ社FX1.2号の実測値 0.196mm
一重結びによる強度実測 2272g
ユニノットの強度実測 2346g
それぞれ3回計測の平均値です。

一重結びでの強度比較はFXが約26%結節強力が高くなっています。

ユニノットを行うと、約7.6%ほどの差になりますが、直径で約3%FXの方が細いので、約10%は強いと言えるのではないでしょうか?

Y社フロロショックリーダー5号実測

Y社フロロショックリーダー5号実測

オープンプライス実売500円で20mのフロロショックリーダー5号20lb表記。
釣糸JAFS基準5号の標準直径 0.370mm
Y社フロロ5号の実測値 0.339mm
一重結びによる強度実測 約5.5kg
ユニノットの強度実測 約6.3kg
それぞれ3回計測の平均値です。(ドラグチェッカーの5号の補正値+5%)
実測値でまさかの下ブレ…。4号の標準直径は0.330なので、ほぼ4号。安価な糸だと、このバラツキが「弱い」と感じる原因かもしれませんね。

グランドマックスFX5号実測

クレハグランドマックスFX5号実測

メーカー希望小売価格3600円で60mグランドマックスFX5号。1.2号と同価格なので、とてもお買い得?
釣糸JAFS基準5号の標準直径 0.370mm
クレハ社FX5号の実測値 0.370mm
一重結びによる強度実測 約7.4kg
ユニノットの強度実測 約8.9kg
それぞれ3回計測の平均値です。(ドラグチェッカーの5号の補正値+5%)
まさかのパッケージ記載の標準結節強度と同じになりました。下ブレしている細いショックリーダーとの比較になってしまいますが、一重結びで約25%、ユニノットで約30%も強いという結果となりました。

同強度のグランドマックスショックリーダー5号の実測直線強力が24lbなので、「みらどり」のユニノットが約80%の結節強度だと推測出来ます。

もう少しデータを集めないとなんとも言えませんが、グランドマックスFXの参考強度と標準直径が正確である事がわかりました。

安心して使い続けるためには、購入するたびに糸径が微妙に変わったり、強度がブレては使い難いですよね。

最強にして安定した品質を約束してくれるクレハ シーガーグランドマックスFXの強さの理由がわかった気がします♪

測定データ

下記データは、釣糸JAFS基準の号数と標準直径の規格と、一般的に表記されているポンド表記と直線強力換算表です。

この基準を遵守していないメーカーいはあてはまりませんので注意が必要です。

後半のFXの結節強度とGMの直線強力はメーカー公表値です。最後のユニノットによる実測とそこから独自に割り出した推測値は「みらどり」算出の参考値として下さい。

号数表記(号)標準直径(mm)一般的ポンド表記(lb)強度換算(kg)FXの結節強度(kg)GMの直線強力(lb)FXユニノットによる実測と推測値(kg)
0.80.14831.361.451.42
1.00.16541.811.81.90
1.20.18552.262.152.34(実測値)
1.50.20562.722.5582.85
1.750.22073.172.993.32
2.00.23583.623.3510.53.72
2.250.24894.08
2.50.260104.533.8512.54.66
3.00.285125.444.9155.33
3.50.310146.355.417.56.22
4.00.330167.256.119.57.10
5.00.370209.077.4248.90(実測値)
6.00.405229.978.0289.77
7.00.4352511.39.03210.9
釣糸JAFSによる号数と標準直径。FXはシーガーグランドマックスFX、GMはシーガーグランドマックスショックリーダー記載の直線強力(グランドマックスFXと同強度です)。最後のデータは「みらどり」が実測したユニノットによる強度とそこから計算した推測値です。(1lb453.59で計算)

上記データから、グランドマックスFXが実際の号数以上に極端に強いのではなく、他社ハリスの標準直径が太め(実際は上下にバラつきがある)で、結節強度が総じて弱めという事が言えると思います。

お手持ちの測定機器で今あるハリス強度を測定して、この表に照らし合わせ「最強」かどうかご確認下さいませ。

グランドマックスFX最強の理由【まとめ】

みらどり
いかがでしたか?フロロカーボンの釣り糸で、クレハグループに敵うメーカーは無いと思います!ちなみに今回ご紹介のグランドマックスFXですが、「みらどり」は最強のショックリーダーとして最強のPEラインYGKの「ロンフォート オッズポート」に組んで愛用しています♪
わんだまん
うわうわうわぁ〜Σ(゚ロ゚;)!?そうやって金にモノ言わせて、いつからそんな金持ちになったんだ!?なんか悪いことでもしてるのか??
みらどり
うっ(ー”ー;)。悪いことなんてしてないし!シーガーグランドマックスFXは、定価こそ高く設定されていますが、Amazonなどの大手通販サイトでは概ね半額で販売されてるから実際はそんなに高くないのよ💦。
わんだまん
あっ、そうなのね♪グランドマックスFXは60m巻きだし、半額なら1m単価で計算するとそれほど高くないじゃん!高品質で強くい最強ハリスが半額なら…買いだね!
みらどり
わかってもらえて嬉しいよ!FXは0.3号から10号まであるから、ハリスとしてだけじゃなく鮎・渓流の道糸やショックリーダーとしても使えるからね。ただし、0.6号以下は二重構造じゃないから注意が必要だよ。それと、グランドマックスショックリーダーもラインナップされているけど、これはグランドマックス60m巻と同一商品を30mにして販売しているだけだから、FNT製法を採用したFX60mの方が使い勝手が良いからね!

釣り糸は多くのメーカーから、多様な用途にあわせてラインナップされています。

しかし、フロロカーボンで最強というカテゴリーでは、問答無用でシーガーのグランドマックスシリーズ一択となります。

正確な標準直径
釣りに大切な結節強度重視
クレハ独自の特殊技術

この3点がフロロカーボン最強ハリス「シーガーグランドマックスFX」最強の理由です。

最後に冒頭の質問の回答をもって〆させて頂きます。

最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました!
(:D)┓ペコリンチョ

日本で販売されている釣り糸の号数表記の標準直径の公差はどのくらいかご存知ですか?
明確な号数規格である釣糸JAFS基準を遵守しているメーカーであれば、許容範囲は、上限・下限の直径が、前後の号柄の標準直径を追い越さないものとなります。つまり、公差±何%ではなく、号数によってまちまちである。その中でも、上限いっぱいに設定しているメーカーが多いので(強い糸にするため)、概ね5~10%プラスと考えられる。しかし、安価な糸は下ブレもしており、-5%以上細い糸も見受けられます。釣糸JAFS基準を遵守していないメーカーの中には、2号柄上の直径のモノも実在します。ちなみに「みらどり」が信頼してる糸メーカーは、クレハ合繊株式会社、株式会社ゴーセン、株式会社サンライン、東レ・モノフィラメント株式会社、株式会社ワイ・ジー・ケーの5社です。
糸に表記されている強度表示はどのように測定されているか知っていますか?
一般的にはラインを結節せず、両端を機械で挟んで計測する直線強力で求められます。また、測定する際の明確なキマりはないので、現実は各社の裁量に委ねられているので具体的な測定方法を公表していないメーカーがほとんどです。その場合、1号4ポンド(約1.8kg)を基準に、おおよその表記となってる事が多い。また、MAX表記やAVE表記など、それぞれの企業理念に基づいて表示されています。「みらどり」が信頼しているクレハでは、一番弱い数字の出る一重結びの「結節強度」を表示しているのですが、それこそが最強の証だと考えます。
フロロカーボンを原材料から一貫生産しているメーカーは日本に何社あるでしょうか?
日本というより、自社原料を用いて製品開発を行うことができるのは世界でもクレハグループただ一社だけです。1971年に発売以来、50年にもわたってフロロカーボンラインのパイオニアとして釣糸(フロロ)のトップブランドの地位を確立しています。シーガーグランドマックスFXは、これ以上がない最高級のフロロハリスと断言できる理由はココにあります。
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最強のPEラインはこちらの記事をご参照下さい👇

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