


ゲームとはいえ、親子で協力して目的を達成出来たことが嬉しくて嬉しくて・・・(涙)。


収入と幸福度は必ずしも比例しないという最新のデータを元に検証していきたいと思います。
あなたは幸せになりたいですか?
表題の質問に、「いいえ」と答える人はほとんど居ないと思います。自分の心に素直になれば、みんな幸せになりたいと願っているはずです。
しかし、「あなたは今幸せですか?」という質問には、「はい」と自信を持って即答する人は少ないですよね。
「幸せ」だと感じる要因は人それぞれだと思います。収入であったり、社会的地位、趣味や人間関係であったり感じる側の価値観で幸せの定義は異なります。
プレジデント誌のアンケート調査では、世帯年収300万円台の過半数は「どちらかというと幸せだ」と回答したそうです。

この記事を書いている「みらどり」も世帯収入は300万円台ですが、この質問には3.6%の「とても幸せだ」と回答します。
もちろん、今より収入が増えれば「もっと幸せだ」と感じるかもしれません。
しかし、収入を増やす為に過労で健康を害したり、趣味や家族とのコミュニケーションの時間が減ってしまえば「とても不幸せだ」と回答するかもしれません。
また、別記事には平均年収ワースト1位の沖縄県民が幸福度日本1の理由も書かれています。
収入の多寡と幸福度にはいかにも相関関係がありそうだ。しかし平均年収320万円で国内最下位の沖縄県の幸福度は日本一高い。慶…
この事実から、幸せになるのに「収入」だけを求めては危険な事が読み取れます。
沖縄県民のおおらかな性格に「幸せ」になるためのヒントが隠されているのではないでしょうか。
大切なのは「今」の幸せに気づく事
幸せを感じる理由のデータから、健康(39.7%)・趣味(31.6%)・夫婦関係(30.1%)が大きく幸福度に影響を与えている事がわかります。
ただし、夫婦関係と子供との関係、両親との関係、さらには恋愛の状況や地域との関係も広義では「人間関係」とすると、94.1%にあたります。
この3つの項目は、収入やキャリア、住宅の環境のように他人と比較して得られる「地位財」ではありません。
自分自身の価値観により満足度を得られる「非地位財」にあたります。
幸せになる、幸福度を上げるにはこの「非地位財」を理解し、他人と比較せずに「今」の自分に満足する。「今」幸せだと気づく事が重要になります。
「五体満足」当たり前の健康に気付いて感謝する
古代ローマの詩人・ユウェナリスの名言「健全な精神は、健全な肉体に宿る」とは、本来「健やかな身体に健やかな魂が願われるべきである」という「願い」「戒め」を込めた言葉だったそうです。
その時代背景はどうであれ、「みらどり」は素直にこの名言を受け取ります。まさに、健康である事は幸せの大前提だと考えます。
しかし、そんな大切な「健康」を日常生活の中で、改めて意識する事はなかなか無いのではないでしょうか?
意識するとしたら、病気になった時や事故にあった時で、何も無い日常生活の中で健康について考えることは難しいと思います。
もちろん、腰が痛いとか、頭痛持ちで辛いとか、生活習慣病にひっかかった・・・という程度の健康に関する悩みは誰しも抱えていると思います。
しかし、大病もせず事故にも合わずに「今」生きている事は、本来「アタリマエ」の事では無いはずです。
世の中には、誰のせいでも無いのに理不尽に健康被害を受けている人や、突然の病魔に襲われ若くして亡くなる人も大勢居ます。
日本に住んでいると、実感が沸かないと思いますが、健康どころか生きる事すらままならない国も未だに数多く存在しています。
趣味の充実と人間関係のセットで幸せを感じる

自分の好きなことだけをやって生活出来れば、人は幸せになれると思いますか?夢のような話ですが、それが実現したら「みらどり」はすぐに飽きてしまうと思います。
ただし、そこに人とのコミュニケーションが介在すると、ある程度は幸福度が維持できるとも考えます。
「趣味を充実させる事」は幸せを感じる理由の1つですが、趣味を通じたコミュニケーションこそがより幸せを感じる為の要因だと思います。
それが、表題の写真の「フォートナイト」でビクトリーロイヤルをした時の話になります。
「みらどり」は幼少期からゲームを嗜んできました。大人になっても、ゲームに没頭する事がたまにあります。
最近では小学生になる息子が始めた「フォートナイト」というゲームにハマりました。
1人でゲームを始めると、世界中のプレイヤー(CPも含む)と一緒に100人が島に降り立って戦い、最後の1人になったら勝利(ビクトロリーロイヤル)となるバトルロイヤルゲームです。
一人で戦っても十分面白いのですが、「あ、今すごく幸せ❤」と感じたのが、子供とデュオ(2人1組で協力して、他の49組(98人)の中から勝ち抜く)でプレイしてビクロイした瞬間でした。
親子で共通の目的の為に協力して、目的を達成した時のそれ(ビクロイ)は、一人で達成したときの3倍くらい充実した趣味の体験でした。
寝る時間を過ぎており、早く寝なさい!と言われつつ達成したので、嫁の目は冷たいモノでしたが、親子関係が良好である事を認識した瞬間です。
老後の生き甲斐の為に、いろいろな趣味を模索している方も大勢いらっしゃると思いますが、どんな趣味をするにしても、それに関わる人との関係が大切です。
たとえ1人で行う趣味であっても、それを誰かに発信することでより幸せを感じられるよになるのは、ツイッターやフェイスブックなどのSNSの流行とも関係があると思います。
良好な人間関係こそが、幸福感を維持する最重要ポイント
前述のデータから、夫婦関係と子供との関係、両親との関係、さらには恋愛の状況や地域との関係も広義では「人間関係」とすると、94.1%にあたります。
それほど、人が幸せだと感じる為に「人間関係」は重要だという事になります。
SNSなどの双方向コミュニケーションが取りざたられているのも、共通の趣味を持つ人同士の人間関係から、幸せを感じているのだと思います。
逆に、これが崩れるとストレスにより「うつ病」を発症したり、「自殺」という最悪の事態に追い込まれるほど危険なテーマです。
ある意味「仕事の内容」も、職場の人間関係が影響していないとは言い切れません。
正直「みらどり」も、若い時に配属された店舗の店長とうまく行かず、一緒に働いていた3年間はとても幸せを感じる余裕はありませんでした。
その後職場が代わり、転勤した後の10年以上は収入こそ上がりませんでしたが、仕事内容には満足しています。
特に問題の無い職場での人間関係や、夫婦間、親子間のコミュニケーションは、「健康」と同じように当たり前すぎて幸せを感じ難いかもしれません。
しかし、人間関係が崩れた時に初めて幸せだったことに気付くのもコミュニケーションの特徴です。
当たり前のようにいつも側にあった人間関係が、病気や事故で突然失われた時の事を想像してみてください。
どれだけあなたにとって感謝に値する大切な関係だったかが、その時初めて理解できると思います。
「失った物ばかり数えるな!無いものは無い」
漫画「ワンピース」の心に残る名場面の1フレーズです。
ワンピースを読んだことの無い方にはなんだか分からないと思いますが、この後に「確認せい!お前にまだ残っておるものはなんじゃ」と続きます。
要約すると、主人公ルフィーが「絶対的な力」に敗れ、最愛の兄エースを失います。仲間とも散り散りになり、絶望に打ちひしがれている挫折の瞬間です。
そこに、人種差別と戦う七武海のジンベイがルフィーに投げ掛けた言葉です。それを聞いたルフィーは、「仲間がいるよ」と涙ながらに答えます。
「今」の自分に得られないモノや失ったモノを追い求めても無いものは無い。
「今」の自分に残されたもの、現状持っているモノに気付く事で未来への希望や目的を思い出し、立ち直るシーンです。
普通に生きていると「今」健康であることや、自分を支えてくれている人が側に居ることにはなかなか気が付きません。
それらを失ったときに初めて気がつくのですが、失う前にその事に気付いて感謝する事が、幸せの最大のファクターである人間関係を構築するのに重要な役割を果たします。
目に見える「地位財」ばかりおいかけていても、継続的な幸福感は得られません。まずは、良好な人間関係を築くことで本当の「幸せ」を感じて見てください。
「年収300万円台でも幸せ❤!」健康・趣味・人間関係が幸福度に大きく影響する理由【まとめ】



食べるものと住むところが与えられて、何不自由なく生活できても、誰からも相手にされなければ虚しいからね。
最後に幸せについて大切なポイントが1つだけあります。
それは、自分に向いた「幸せのベクトル(行動)」では、決して人は幸せになれないという事です。
自分以外の誰かの為に向けた「幸せのベクトル(行動)」こそが、自分が幸せを感じる事が出来る唯一のアクションです。
「情けは人の為ならず」の本当の意味とは
「情けは人の為ならず」という言葉がありますが、どのように解釈しているでしょうか?
「みらどり」はつい最近まで「安易に情けをかけると、相手の自立を阻害する事になり、その人の為にならないからやめましょう」と解釈していました。
しかし、本当の意味はBeCafeプロジェクト[ナンスカ]に掲載されている、新渡戸稲造(にとべいなぞう)が作った詩の一部分の解釈から読み解けます。
情けは他人のためではなく自分自身のためにかけるものだ。だから自分が他人にした良いことは忘れてもいい。でも、人から良くしてもらったことは絶対に忘れてはいけないよ
引用元:BeCafeプロジェクト[ナンスカ]より引用
作者の意向としては、「相手に情けをかける事は自分の心の満足の為にかけるのであって、見返りを求めるものでは無い。」という意味だったのです。
本来は上記の意味であったが、その後辞書にあるような教訓めいた内容に置き換えられてしまいます。
「他人に情けをかけると、巡り巡って自分に良い報いが帰ってくる」というような見返りを求めるとも取れるニュアンスになったようです。
まずは、良好な人間関係を築くために、見返りを求める事のない相手の為になる「幸せのベクトル(行動)」を向けてみてください。
きっと、自分自身の心に「ほわほわ」したなんとも言えない感情が湧いてくると思います。その「ほわほわ」した感情こそが、小さな「幸せの種」です。
幸せの種は小さくても、いずれあなたの心の中で大きく成長して、美しい幸せの花を咲かせてくれるはずです。
- 健康である事は幸せの大前提。健康に気をつけ、失う前に気付く事。
- 趣味に没頭するだけでは50点。そこにコミュニケーションが絡むと幸福度は跳ね上がります。
- 良好な人間関係こそが幸せを感じるポイント。お互いの信頼関係こそが人生を豊かにします。
- その為にはまず自分から相手に見返りを求めない幸せのベクトル(行動)を起こす事が大切です。
健康・趣味・人間関係。あなた自身の「今」の恵まれた現状に気付き、自分以外の誰かに対して良好な人間関係を構築する感謝を示して「幸せ」を実感する事が出来るようになれば幸いです。